ほくろと発毛


ほくろ(正式名称:母斑細胞母斑)は、暗褐色から黒で、妊娠5週~25週目の胎児で局所的に小さな遺伝子変異が起こることによってできるとされている。色や大きさは様々であるが、これらは皮膚を構成する細胞や組織が異常増殖したもので、いずれも良性。なお、異常増殖が始まる時期が早いほど、班は大きくなる。

人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。





ほくろ、といえば、私の場合どうしても皮膚がんを想起してしまいます。

皮膚がん、とくに悪性黒色腫(メラノーマ)であれば、ほくろ自体の特性もさることながら、あくまでもその数、多さが関係しているといいます。

また、ほくろが存在する部分によっては、見た目、外見にも影響を与えるものなので、人によっては厄介なものなのかもしれません。

ということで前置きが長くなりましたが、そのほくろに関して、ちょっとした朗報?かもしれないニュースがありました。


ほくろの毛はなぜ生える?ネイチャーに研究成果 薄毛治療にも

「ほくろ」から毛が生えることがあるのは、ほくろの中にある老化細胞が分泌する特定のたんぱく質が発毛を促しているためだとする研究成果をアメリカなどの研究グループが発表しました。薄毛や脱毛症の新たな治療の開発につながると期待されています。この研究はカリフォルニア大学や岐阜大学などの国際的な研究グループが科学雑誌「ネイチャー」で発表しました。(後略)


以上引用。


これ、面白いと思うのが、老化した「色素細胞」というところ。

毛根には、主に毛乳頭細胞と毛母細胞からなっている毛球部があります。

それらの活動が毛髪の成長に大きく影響しているわけですが、それらの活動を左右する原因は血行などさまざまですが、今のところFGF-7(タンパク質の一種)が大きく関与していることが分かっている、といいます。

FGF-7は、毛乳頭細胞内で産生され毛母細胞の増殖を促進させる働きがあり、毛髪の成長に大きく関わっている司令塔のような存在。

しかも、薄毛部では、このFGF-7が減少していることが分かっているとかいないとか。

それが今回の研究で、老化した「色素細胞」が出すタンパク質が発毛を促していることが分かったわけでありまして。

色素細胞といえば、毛の色を決めるメラニンを生成する細胞かと思っておりましたが、それが老化することで、役目も変わってしまうんでしょうか?

まあ色々と疑問がつきないわけですが、今後の研究に期待したいところです。





モンティ・ライマン「皮膚、人間のすべてを語る」




中西真「老化は治療できる!」





人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。


コメント

非公開コメント