仕事で求められるもの


世界は、産業革命が起こるたびに、更には、新しいテクノロジーが
誕生するたびに、仕事・職業そのものばかりではなく、在り方も変
わってきたわけです。


今後、AI化や自動化が更に進んで行くわけですから、
『今ある仕事の殆どで求められる
 仕事の内容やスキルが変わっていく』ということです。

例えば、介護士の仕事を考えてみましょう。

私は、介護士の仕事をやっているわけではありませんが、介護士は、
かなり身体に負担をかけていることは明らかです。特に、腰を悪く
する人が多いと聞きます。介助というやつです。

そこで、最近では、サイバーダイン社の「HAL」に代表されるよう
に、ロボットの導入が必然の流れだと思います。ゆくゆくは、自立
式の介護ロボットが肉体労働を行っていくようになるはずです。

介護士が肉体労働から解放されたならば、介護士の仕事はなくなる
のでしょうか?それはありませんね。肉体労働から介護される人の
心の介護が必要になるはずです。

つまりは、人を励ましたり、悩みを聞いてあげたりすることですね。
これは、いかにAI化が進んでも、人間の介護士の需要はなくならな
いでしょう。

その時に必要なスキルは、人の話を聴くことができる能力や、励ま
す力となるかもしれません。そうなると、従来の資格試験の内容も
どんどん変わっていくのではないでしょうか!?

人にしかできないもの“コミュニケーション能力”がいかに大事か。

以前も紹介しましたが、あのRIZAPの採用基準は技術よりもコミュ
ニケーション能力だそうです。

採用基準でいちばん重要なのが「人を不快にさせないこと」らしく
つまり、接客能力。いくら技術力が高くても、コミュニケーション
能力が低いと採用されない。

実際にRIZAPを体験した人の話によれば、体重が増えたら「トレー
ナーさんがんばってくれているのに、体重が増えたら申し訳ない」
という気持ちが、痩せることにつながっている。

つまり、そうやって相手に思わせるようにトレーナーさんが寄り添
ってくれているわけです。

厳しい制限を守らせて、真面目にトレーニングをさせ、つまり結果
を出させているのは、なにを隠そう、コミュニケーション能力が源
となっているというわけです。

いくら素晴らしい技術を持っていたとしても、その人がクソみたい
な人ならば、わざわざやってもらおうとは思わないものです。

人あたりであったり、口調、声のトーン、表情、態度というものを、
人は無意識で確認して、この人はアリとかナシとか決めるものです。

これは、どんな業種・職種でも当てはまるはずです。

近い将来、様々なものが、無人化・自動化・機械化していくわけで、
それに替わりにくいものは、人間がやるわけで、人間がやるならば、
コミュニケーション能力が肝ということです。

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