リスキリングで煽っているだけでは?
前日のエントリーで、『社員に(結果を出すために)勉強を促すよりも、日々の仕事の成果をどのような形で報告するかといった仕事の”させ方”を見直した方がお互いに不幸にならなくて済むのではないだろうか。』と締めくくりました。
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お互いとは、雇う側(経営者)と雇われ側(社員)であり、いくら社員に(勉強するなどを)期待しても、そもそもその期待が間違っているので、社員には勉強といった高度なことを求めすぎず、雇う側のやり方を見直した方が建設的です。
社員にしても社員教育など有無に関わらず、仕事を通して学ぶ人間と学ばない人間に分かれるものです。
ですから、昨今のリスキリングなどホント余計なお世話で、現場で何かの必要性を感じる人間はとっくにやっているのではないかと個人的には思っております。しかも、その勉強の中身も自分で見つけて自分のやり方で進めているのではないでしょうか?
『4割が「1年以内の学習ゼロ、学習意欲もなし」。お金も時間もやる気もない…リスキリング浸透せず』
調査では、「学生時代を除き、直近1年で学習したことはあるか(目的や学習手段は問わない)」と「今度1年以内に何かを学習したいと思うか」を質問した。
その結果、学習経験も学習意欲もある『学んでいます層』は34.5%だった。また学習意欲はあるものの、学習経験はない『学ぶつもり層』は13.5%だった。
学習意欲がないものの学習経験がある『学ぶのに疲れた層』は12.1%で、学習意欲・学習経験ともにない『なんで学ぶの層』が39.9%と4分類の中では最多となった。
以上引用。
コレ、6割は学ぶ必要性を感じているか、更には既に学んでいるということになります。
4割は「1年以内の学習ゼロ、学習意欲もなし」ということですが、これかなり少ないような気もします。
記事のタイトルが煽っているだけなんですが、行動経済学的には裏が読めてむしろ面白くなってしまいます。
この記事の出所は、あのベネッセです。
ベネッセといえば、「教育・生活」領域で、幼児から小中高校生までを対象にした教育関連のサービスを提供している会社ですからね。
今後どう考えても子供の数自体が増えることはありませんから、サービスの内容を子供から大人にスライド?させたいのでしょうね。
まあ、6割は学びの必要性を多少は感じているわけで、リスキリングなんてものなど知らなくてもそれなりに何かしらはやっているってことでしょう。
リンダ・グラットン「リデザイン・ワーク 新しい働き方」
マイケル・サンデル「実力も運のうち 能力主義は正義か?」
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