売るのに必死な美容メーカー


『工場では化粧品を作る。店舗では希望を売る』という言葉もあるように化粧品をそのまま化粧品として売っても誰も見向きもしてくれません。何故なら化粧品は、効果が殆ど期待できないものだからです(だからこそ毎日安心して使用できるわけですが)。

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美容メーカーは、効果・効能を消費者が勝手にイメージするように、そして出来るように化粧品を販売しています。それを端的に付加価値と呼ぶようですが・・・

ちょっと前から、化粧品にパーソナライズという付加価値のトレンドがあったようですが、更にそこから進化したようです。


資生堂が「DNA解析」に基づくパーソナル美容サービスを開始

近年、化粧品業界に押し寄せているパーソナライズの波。その精度は、DNAレベルにまで達している。資生堂は7月21日から、皮膚科学研究とAI技術を融合させた独自のアルゴリズムを活用したDNA検査法を用いて、一人ひとりに最適なケアを提案する「Beauty DNA Program(ビューティー・ディーエヌエー・プログラム)」を開始する。プログラムの主な流れは、次の通り。まずユーザーは専用の検査キット(1万2000円)を化粧品専門店やデパートなどで購入。後日、自宅に送られてくるキットで唾液を採取し、返送すると、約2~3週間後に検査結果が分かる。検査項目は、かさつきやしわ、シミのできやすさなどを示す「肌体質」、肌の老化や悪影響への「肌レジリエンス力」、血中の各種「ビタミン調整力」の3カテゴリ、合計27項目。ユーザーが自身の肌体質に加え、生活習慣も見直すことができるのが特徴だ。(後略)


以上引用。


(参考)『化粧品業界初、遺伝情報適正取扱認定スタンダード※1を取得 資生堂「Beauty DNA Program」 7月21日(金)より本格展開


DNA解析によって、一体どれだけの物事が解決しているんでしょうか?私が知る限りでは、一部のホント一部の先天的な疾患リスクを避けられるようなイメージしかありません。まだまだ、肌、皮膚の老化に関して、いや、老化自体のメカニズムがこれからってところでしょう。

この記事のコメントで、医療が美容領域を侵食しているので美容も医療的なアプローチを取らざるを得ない、というものがありました。

一見するとそのように見えるのですが、侵食というのはちょっと違うような気もします。

例えば、薄毛ですが、特にAGAについては原因が分かっていて対処もある程度可能になっています。しかし、これを美容で、化粧品でどうこう出来るレベルのものではありません。

以前ならば、まだ原因がハッキリとしなかった老化現象のようなものはどさくさに紛れて?美容でも対処?可能だったようですが、今の医療というか生物学の進歩によって美容が手を出せる部分ではないことが分かるようになってきました。

エステなんかも今後微妙な感じになっていくでしょうね。単なるリラクゼーションマッサージだけになるでしょう。もちろん、それが悪いという意味ではありません。

ある意味では、DNA解析もまだこれからの感じがするので、美容に使えるのが今だけなのかもしれませんね。

皮膚の表皮の角質層までしか届かない化粧品でDNA解析云々っていわれてもねぇ・・・

とはいえ、各美容メーカー、売るのに必死です。





堀江貴文「不老不死の研究」




太田博明「若返りの医学―何歳からでもできる長寿法」





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