世代ではなく人を理解する


団塊ジュニア世代である私ですが、マーケティング的にはX世代(1965年~1980年の間に生まれた人々の人口統計学的集団)と言うらしい。そのX世代が、世界的にみてもリーダー的役割の殆どを占めており、労働力人口の中でもっとも影響力のある世代の一つとなっています。

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X世代は、平均20年の労働経験と強い労働倫理を持っており、前述したように企業でリーダー的役割を占めています。

その労働経験と強い労働倫理があったからこそリーダーであるかもですが、かつてのやり方、考え方にしがみつく(本人はその意識はないかも)ばかりに、変化の激しい時代を読めておらず、周りとの衝突もあるようで、以下のような記事がいつごろからか目立つようになったような・・・


「老害」は年長者だけとは限らない。ならないために大切な姿勢と気持ちとは?


上記では、老害をX世代限定とはしておりませんが、まあ世代による衝突は確実にあるように思います。


フィリップコトラー「コトラーのマーケティング5.0 」では、老害とは対照的に若い世代のエピソードが興味深かったです。





25歳のアシスタント・マーケティング・マネージャーが、ミレニアル世代向け新製品の印刷広告のデザインを担当することになった。彼女は見込み客に対するサンプル調査を行ったのち、人目を引くグラフィックと一行のコピーの美しい広告を制作し、行動喚起(CTA)としてウエブサイトのリンクを載せた。彼女にとって予想外だったのは、上司である50歳のマーケティング・マネージャーが、その印刷広告に製品の機能や強みや利点に関する説明が入っていないと文句をつけたことだった。ミレニアル世代に対するミニマリズム的マーケティング・アプローチを理解していない上司だと判断して、彼女は会社を辞めた。このことは、若手スタッフは批判を受け入れられないという上司の考えを、皮肉にも裏付けることになった。


辞める、とまではいかないものの、多くの企業でこのような世代間のズレが起こっているのでしょうね。

もちろん世代で理解するのは大切なことだとは思うものの、それだけで理解するのは無理があるように思います。

やはり、人対人なので、最後はその人をお互いが理解するようにしなければ意味がないように思います。

それこそ世代だけとかになると、コンサルやマーケティング関連にいいカモにされて終わりのように思うのでうすが?





金山宣夫「ドラッカー「答えのない時代」をどう生きるか」




マルクス・ガブリエル「わかりあえない他者と生きる」





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