何故、白髪になるのか?問題
私たち日本人の多くは黒髪ですが、歳をとると白髪になってしまいます。では何故、歳をとると、人の髪の毛は白くなってしまうのでしょうか?ここに関しては、原因はハッキリとしておらず、どのような現象が起こっているかは分かっているようです。
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白髪になる現象について説明しましょう。
歳をとると、メラノサイト(色素細胞)の機能が”何故か”徐々に低下して、メラニン(色素)をうまく作れなくなります。
メラニンを合成するには、チロシナーゼという酵素が必要ですが、加齢によりチロシナーゼの働きが”何故か”低下するため、十分なメラニンが合成されなくなり、メラノサイト自体も消失してしまします。
その結果、若いときのような豊富なメラニンが毛に供給されなくなり、色のつかないままの髪が頭皮から生えることになります。
老化によって全身の細胞には”何故か”さまざまな機能障害が生じますが、白髪はメラノサイトの機能障害によって生まれる現象とされているようです。
ちなみに、この色素や毛の幹細胞の維持には17型コラーゲンによるTGF-βが重要であり、これらが欠失すると、白髪や脱毛にいたることを東京大学医科学研究所の西村栄美教授らが見出しています。
白髪を現象として説明することは可能のようですが、その原因となると、上記でも何度となく登場した”何故か”の部分を解決することができなければ、白髪の原因とはならないでしょう。
『なぜ髪は白髪になるのか? 専門家に聞いてみました』
ということで、こちらも前述したような内容となっているようです。
結局、現段階では白髪を受け入れるか、染めるかの二択ってところでしょう。
2002年?に発見された色素幹細胞ですが、既に発見から20年以上が経過しておりますが、白髪の原因はハッキリとはしません。
白髪にならないようにするには、もっといえば白髪の生える時期を遅らせる明確な答えがあるわけでもないので、多分そうだろうってものを試すしかないのでしょう。
まあ、それが効果があったかの検証が出来ないというオチなのですが・・・
いずれ起こると頭では理解している老化、それに伴う身なりから身体機能の劣化ですが、やはり、起こってしまうととてもとても受け入れがたいものがあります。
老化は誰もが嫌なものです。だからこそ、(当事者にはそんな気持ちはないのかもしれませんが)そこに付けこむような商売が数多く存在もするのではないでしょうか?
白髪一つとっても、メラニン、メラノサイト、チロシナーゼといった聞きなれない横文字が登場するので、当然ながら専門家以外は戸惑うし、理解に苦しむものです。
とはいえ、騙されないためにも多少は自分で調べてみたり、または、信頼できる識者を日頃からフォローしておくべきでしょう。
ということで、白髪の原因はまだまだハッキリとはしないものの誰もがなってしまう可能性のあるものであることは事実のようです。
椛島健治「人体最強の臓器 皮膚のふしぎ」
デビッド・A・シンクレア「LIFESPAN(ライフスパン): 老いなき世界」
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