美容室を利用する理由のズレ


いつごろからか美容室の経営上の問題点として、「顧客の減少」と「客単価の低下」は言われていました。私としてはそれらの問題点の出所は、単純に店舗数が多いではなく、多すぎるだけのような気もしております。かと言って店舗数が減れば万事解決となるかと問われるとかなり微妙なのですが・・・

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そもそも美容室を利用する理由とは何なのでしょうか?

それは「キレイになるため」でしょ!?となるかもしれませんが、これもイマイチ的を得ているのかどうか?とういかあまりにも漠然とし過ぎていて何とも・・・

単純に「髪が伸びたから」という理由が圧倒的にあるように思います。

30年以上前であれば、「パーマをかける」が理由としてあったはずで、今でいえば「白髪染め」がそれにあたるのかもしれません。

ただ、「白髪をオシャレに染める」はあまりないのではないでしょうかね?あるとすれば、「白髪を隠すために染める」が圧倒的多数なのではないでしょうか。

しかも、定期的に美容室に通うことにも少しばかり嫌気がさしている人もいる。というか、40代前半から白髪染めをやり出すと考えるとこの先一体いつまでやればいいのかも冷静に考える時間なんかも出てきて、そうなると毎回美容室に通うのもちょっととなってくるはず!?

つまり、美容室側が考えている利用理由と利用者側の利用理由がズレているのが一番の問題なのかもしれません。

ということで以下はそんなところが個人的には垣間見れるような記事でありました。


理美容の料金と支出金額は無関係

料金が高い地域に住んでいれば、その地域の理美容サービスへの支出は多そうですが、実はそんなことはありません。理美容サービスの料金と理美容サービスへの支出は無関係です。総務省の2022年(年次)の小売物価統計調査と家計調査からの分析結果によります。

小売物価統計調査では、全国47都道府県の県庁所在都市の理髪料、パーマネント代、カット代がわかります。家計調査では、47都市の理髪料、パーマネント代、カット代への支出金額がわかります。この二つの調査による各都市ごとのデータの関係性を分析したところ、相関関係はありませんでした。相関関係の尺度には、「無関係」「弱い関係あり」「関係あり」「強い関係あり」に区分されることが多いのですが、理髪料、パーマネント代、カット代とも無関係の判定でした。料金の高い地域に住んでいても支払う金額は多いとはいえなし、逆に支出金額が高い地域の料金が高額とはいえません。小売物価統計調査の料金は、理美容店の料金です。家計調査は1世帯当たり(二人以上の世帯)年間支出金額です。利用者は各理美容店の料金を選択し、利用回数を調整して利用しているのがうかがえます。


以上引用。





相良奈美香「行動経済学が最強の学問である」




フィリップコトラー「コトラーのマーケティング5.0 」





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