当事者は気づきにくいもの?
「経営陣に盲従し、忖度する歪な企業風土」。中古車販売大手ビッグモーターによる保険金水増し請求問題の一因を、特別調査委員会はそう指摘した。前社長の兼重宏行氏ら経営陣が徹底して社内で浸透を図った経営指針。その背景に、とあるコンサル会社の存在が取り沙汰されている。『ビッグモーター「社長の絶対君主制」「まるで刑務所」の社風に影響が?経営コンサル会社を取材』より
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『あなたの会社は大丈夫?経験者が伝えたい「ブラック企業あるある」』
(前略)しかし、ブラック企業であるからといって、すぐに辞めたり転職をしたりすることが難しい場合もあるでしょう。勤務先の会社がそうであると知りながらも、愛着があったり、顧客との関係性を重んじていたり、仕事としてのやりがいを感じたりしながら、勤続を選ぶ方々もいるはずです。環境に耐えながら働き続けるという選択をすることは、決して悪いことではありません。悪いことではないのですが、正しい選択肢の一つでないこともあります。そこで働き続ける選択をした場合は、あなた自身の価値を著しく低下させてしまう可能性が潜んでいることに注意してください。(後略)
以上引用。
企業にとって必要なものって何でしょうか?
一つにはもちろん集約されませんが、認知度はその中にあるのではないでしょうか。
「反新奇バイアス」によって人は基本的に、知らないモノやサービスを選択しないので、企業にとってはいかに認知度を上げていくかも大事なところでしょう。
そのためには、何かしらのメディアで取り上げられること。今では、SNSで発信ができるのですが、現実には中々難しそう。
取り上げられる、と表現しましたが、現代においてはそれでは不十分らしく、ニュースで取り上げられるのではなく、ニュース自体にならなければならないといけないらしい・・・
結果、そのニュースを取り扱う輩がわんさかわいてきて拡散されることになるという。
でも、ニュース自体にもよし悪しがあるように、冒頭の内容はまさにニュース自体でありますが、「悪事千里を走る」であります。
悪いお手本の典型といったところでしょうか。
さて、最近では珍しくなくなったブラック企業という表現。そういった企業の内情を聞くと、ホントかな?と疑うものもあれば、まあそんなもんだろうなぁと共感してしまう部分もあったりして、何とも微妙な感じになってしまいます。
二つ目の記事でもあるように、周りから見るとおかしな状況であってもブラック企業に在籍する当事者は、意外と感覚が麻痺していて世間なのか普通なのかは分かりませんが、そういったものと乖離してしまうもんです。
実を言うと、私自身もコロナ禍以前の私の会社もむしろブラック企業アルアルリストに入る部類でありました。
たまたま、コロナ禍と同時に、事業継承問題が浮上して社内の働き方改革が行われ、大事には至りませんでした。
とはいえ、それが数年早ければ、人材を失わずに済んだように思うこともまた事実であり(もちろん売上にしても)、残念なことをしたもんだなぁと。
まあ、雇われの身である私が嘆いても仕方がないのですが・・・
斎藤幸平「人新世の資本論」
成田悠輔「22世紀の民主主義」
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