進取の気性
老舗といわれる「業歴100年企業」において、生き残るために必要
なものとして多くあげられることの一つに「進取の気性」がある。
つまり、変化を恐れないことが企業としての「長生き」の秘訣。
進取とは「自ら進んで物事に取り組むこと」です。
日本企業の代表的な成功パターンを2つ紹介したいと思います。
まず一つ目が、企業の伝統を維持しつつ、時代の変化に合わせて業
態を転換させるというパターン。
例として、トヨタ自動車が挙げられます。
トヨタは、布を織る織機で創業。堅実経営の伝統を保ちつつ、自動
車へ事業転換を果たした。今では、世界のトヨタであり、押しも押
されもせぬ世界トップクラスの自動車メーカーになりました。
二つ目が、人口の少ない地方でビジネスモデルを構築し、その後、
消費者の多いエリアに進出して、成功したパターン。
例として、山口で創業したファーストリテイリング
広島の青山商事
岡山のはるやまホールディングス
北海道のニトリ
消費者の多いエリアと言えば、関東ですが、関東は市場規模が大き
いが、家賃も人件費も高いことがネック。つまり、ビジネスモデル
を構築するには、少ない資金でもビジネス可能な地方のほうが適し
ているわけです。
やはり、今現在も続く企業には、そうなるだけの理由もちゃんとあ
るということでしょう。
様々な要因は確かにあると思いますが、どの企業にしても同じ条件
であることを忘れてはいけない気がしました。
今年で言えば、消費税率10%の引き上げがあります。ですが、それ
はどこの企業においても同じ条件。
その条件に対して、企業がどう対応するか、そして変化できるかが
勝負の別れ道のようです。
本日の内容は、田宮寛之さん「無名でもすごい優良企業」を参考に
させて頂きました。
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