企業の情報発信


総務省のデータによれば、2002年におけるインターネット全体の情報量を10とすると、2020年では6000倍の6万になっているのだとか。社会の中から1冊の本を見つけてもらうのに、2002年と2020年では難易度が全く違うわけで、情報量があまりにも多すぎてほぼ伝わらない、という状況が現代であります。

人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。





だから、ある人にとっては当たり前の情報も、ある人にとっては初見の情報ということが十分にあり得るわけです。

インターネット、スマホによって個人レベルでも情報発信を簡単にできる世の中ではあるものの、それが誰かに届くことは、殆どない、と考えるのがいいのかもしれません。

ただ、誰にも届かないから情報発信をしないのか、何となく情報発信を周りの雰囲気に呑まれてやっているのか、それとも誰かに届けるように工夫をしながら情報発信をするのか、といった姿勢の違いが今後は表面化してくるのかもしれません。

当たり前ですが、情報発信をしていなければ誰かに見つけられることもありません。かと言って何となく情報発信をしていれば誰かに見つけてもらえることもありません。

情報発信をする・しないもその人次第ってところでしょうか。


企業の54.8%はSNS運用せず 東京商工リサーチ調べ 運用企業の29.3%は「効果なし」

インターネットの定着で企業が直接情報を発信しやすくなっているにもかかわらず、全国の企業の54.8%がSNSを運用していないことが東京商工リサーチの調査で分かった。運用している企業のうち29.3%は「効果が得られなかった」と回答。SNSの有効活用を巡り企業の模索が続きそうだ。

SNSを運用していない企業は、資本金1億円以上の大企業の53.1%を占めた。企業からは「B to B(企業間取引)企業のため対外発信は限定している」(卸売業)、「ホームページがあるので、SNSを始める必要は感じられない」(製造業)といった声が寄せられた。

SNS運用後の効果で最も多かったのは「会社のイメージが向上した」で32.2%。これに「自社の製品・サービスのイメージが向上した」(26.7%)、「社員間のコミュニケーションが活発になった」(24.5%)が続いた。一方、「従業員採用の応募者が増加した」は7.9%にとどまった。

担当者は「SNSを運用する意向があるのなら、どのような効果があるかを探らなければならない」と分析している。

調査は8月1日~9日に実施。4947社から有効回答を得た。


以上引用。


(参考)『企業のSNSアカウント、大企業でも半数が「運用せず」 さらに運用企業の3割が「効果得られない」  2023年「企業のSNS運用に関するアンケート」調査


どうなんでしょうか、SNS運用が以前の「ホームページを持つ」に当てはまるのでしょうか?

ホームページも必要なのか?みたいな雰囲気ってありましたが、気づけば企業でホームページを持たないところが少数というか、大企業で持たないところってあるんでしょうか?

だからといってSNS運用もホームページのようになる、とはいえませんが、まあ、今後どうなっていくのでしょうか。

まあ、今のご時世、そのホームページすら存在しない会社に勤めている私がどうのこうの言うのもおかしな話なのですが・・・





鈴木祐「進化論マーケティング」




フィリップコトラー「コトラーのマーケティング5.0 」





人気ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。


コメント

非公開コメント