白髪が黒髪に戻る!?
1990年以降、毛髪生物学の研究は大きく様変わりしたといわれています。その主な理由は、分子生物学的手法が取り入れられ、毛髪の形成や再生の仕組みを遺伝子や分子のレベルで解明できるようになってきたことにあるという。
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それには二つの意味があるとされています。
一つは、こうした現象に関連する遺伝子やタンパク質などが次々と発見されたこと。もう一つは、遺伝子を人工的に改変することで現象の本質を見極めたり好きなようにコントロールしたりできるようになってきたこと。
分子生物学が取り入れられたことで細胞や個体レベルの研究も急速に進み、とくに毛髪の種となる「幹細胞」の発見は大きな成果とされています。
2002年の色素幹細胞の発見から既に20年以上が経過しました。
以下はその発見があったからこその研究成果といえるのではないかと。
『白髪を黒に戻す効果を研究…ハーブの成分で「白髪が根元から黒やグレーに変化」ホーユーが研究成果を発表』
ヘアカラーメーカーのホーユーは23日、白髪予防と改善に関する研究成果を東京で発表しました。ホーユーは、「ヤーバサンタ」というハーブに含まれる成分「ステルビン」に、白髪を黒に戻す効果がある可能性を見出し、15年以上にわたり研究を実施してきました。 5人の被験者にヤーバサンタを配合した製剤の塗布を続けたところ、最短2週間から3カ月以内に、白髪の根元から黒やグレーに変化していることが確認されたということです。登壇した尾関宏之総合研究所長は、ヘアカラーメーカーとして白髪予防と改善の分野でもリードしていきたいと話していました。
以上引用。
(参考)『世界初※ ヤーバサンタで、白髪が黒髪に戻る「白髪が生えても、黒髪をあきらめない時代」の到来に向けた聖なるハーブ「ヤーバサンタ」に含まれるステルビンの白髪改善・予防研究成果をコーポレートサイト内にて公開』
『白髪が黒髪に戻る・・・』
もちろんスゴイ話。
私が意外だったのが、白髪の改善だったので、てっきり、17型コラーゲン、TGF-β関連かと思いきや、ハーブということで、細胞の受容体の活性に着目した点でした。
しかも、活性化に成功したようですし、ただ、水を差すわけではありませんが、色素細胞、色素幹細胞が枯渇している白髪には改善効果は期待できない、ようです。しかも、枯渇しているかどうかを確認する方法もないらしく。
そして、何よりも私が一番気になったのが、どうやって色素細胞、色素幹細胞にステルビンを反応させていったのか?
『塗布開始から、最短2週間~3ヶ月以内に白髪改善効果を確認』とあるのですが、塗布って何って感じです。
色素細胞、色素幹細胞も最低でも真皮に存在するわけで、色素細胞となれば皮下組織に存在するでしょうし、そんな深部まで塗布でどのように浸透させていったのか?
それとも私が気になっていることのそもそもが頓珍漢なのか?
とはいえ、白髪の予防や改善といったものが次の展開に入ったのは確かだろうと思います。
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