最悪の事態を想定する
2024年4月の運送業への働き方改革適用により、トラックドライバーの残業時間が上限規制を受けます。その結果、ドライバー一人当たりの走行距離が短くなります。そうすると、ドライバー不足による輸送量の減少が、即ち運送会社の利益減少となります。また、残業代が減ることにより、ドライバーの収入減少と離職増加を引き起こして、さらなる人手不足が深刻化する、かもしれません。
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かもしれません、ではなく、どうやらその筋の方々?に言わせると、上記の問題は「確実に起こる」レベルとのこと。
もちろん、上記は運送業に限った話ではなく、土木・建設、医療も然りで、更には、その影響があらゆる業界にも届くことになるでしょう。
となれば、運送業であれば送料の値上げ(価格改定)は必至です。
私の会社では基本的に美容室への商品発送は送りとしております。条件付きで送料無料としておりますが、来年は条件付きを撤廃しなければならないでしょうね。まあ、そうなれば競争力が弱まることになりますが・・・
昨日のエントリーではありませんが、経済状況は日々変わります。否が応でもその変化に対応しなければなりません。
『「自社が潰れるシナリオ」を想定する方法 カギとなるのは社員の知見』
「2024年に自社を廃業に追い込むものは何か?」。これは冗談ではないと明言したうえで、会社が経営破綻に陥るあらゆるシナリオを想像してもらう。「どうすれば競合に勝てるか?」という問いは良く聞かれるが、その逆を考えてもらうことで、内部事情に通ずる人々から自社ビジネスの弱点が明らかになる。(後略)
以上引用。
つまりは、エッセンシャル思考でいうところの「最悪の事態を想定する」というやつですね。
そして、その思考で引き合いに出されるのが決まって、
『6時間で木を切れと言われたら、最初の4時間は斧を研ぐのに使うだろう。』エイブラハム・リンカーン
というもの。
最善のケースを想定することなく、土壇場にならないとがんばらないことのないように、最悪の事態を想定し、準備と計画に全力を注がねばならないということでしょう。
まさしく「言うは易く行うは難し」ではありますが、2024年問題は避けては通れませんし、そんな悠長なことも言ってられないようです。
グレッグ・マキューン「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」
グレッグ・マキューン「エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する」
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