生活密着型と娯楽型サービス


数年前から「ヘッドスパ」が美容室でメニュー化されはじめました。今では、スパニスト(ヘッドスパの施術を行う専門的な技術者のこと)という名前があるほど。需要もあり人気メニューではあるものの、(私だけかもしれませんが)美容室でそれが定番化している印象は全くありません。

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それもそのはずで、美容室におけるヘッドスパの位置付けは一つの単独したメニューというよりは、何か別のメニューにプラスされるオプションといった感じです。

スパニストという名前とは裏腹に、実際に施術するのはどう見ても新人クラス、アシスタントといった感じで、スパニスト感があるような人がやっているわけではありません。

ヘッドスパのポテンシャルを考えると傍から見ていると非常にもったいなく感じます。つまり、美容室でもっと流行ったはずのメニューなのに・・・と。

そんなオイシイ?メニューをエステ業界が見逃すはずもなく、今ではヘッドスパは完全にエステサロンのものになっているようです!?

ヘッドスパ専門のエステサロンの話によれば、ヘッドスパ来店者の8割以上が美容室のヘッドスパ経験者であり、それに満足が出来ず本当のヘッドスパを求めてエステサロンに来店するとかしないいとか。

更には、こういった流れを美容メーカーも見逃すはずもなく、ヘッドスパ関連のヘアケア剤、ヘッドスパ専用ローションがエステサロンのみで販売されていたりもします。

美容室もその店舗数の増加により他店との激しい競争にあるわけで、そうなるとどこかで差別化、付加価値化をしなければならないわけですが、ただ、よくよく考えるとそれが出来ると思い込んでいるというか、出来るとすればメニュー料金ぐらいが実のところでしょう。

もちろん全ての美容室がそうであるとは限りませんが、美容室はあくまでも「社会生活の維持に必要な施設」でしかありません。エステサロンとは明らかに立ち位置が違うのです。

生活密着型と娯楽型サービスでは、サービス提供の在り方から何まで大体において違うのは当然です。

所詮は、美容室は生活密着型サービス提供なので、どれだけハイトーンカラーなどが流行っているといったところで殆どの美容室はその恩恵など受けるはずがありません。

美容室は白髪染めで十分です。なので、そこをいいようにヘアカラー専門店にもっていかれているわけで。

2000年代に入ると、カット専門店、ヘアカラー専門店、低料金大型チェーン店といったものが一般的となりました。

その流れはまさしく生活密着型サービスを従来の美容室から奪うものであります。

ということで、以下は、2000年からの美容室の家計調査からの考察のようですが、何というのでしょうか、既に美容室を一括りにして考えるのは無理があるように思います。


「家計調査」 2000年~

「家計調査」(「二人以上の世帯」)で、理髪料、パーマネント代、カット代の2000年から2022年までの推移をみる。2000年に比べ、支出金額はカット代は6.3%増えたが、理髪料は39.3%、パーマネント代は73.8%減少した。同じく、利用回数は理髪料29.3%、パーマネント代76.7%減少した。カット代は8.6%増えた。(後略)


以上引用。





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