目標意識


結果が出ていなければ、その努力はやめる必要があります(イーロ
ン・マスク)。努力は必ず報われる。もし報われない努力があるな
ら、それはまだ努力とは呼べない(王貞治)。


上記の言葉は、ご存知イーロン・マスクと王貞治のものであります。
偉業を果たした人間、偉業に挑んている人間の言葉というものは、
胸に刺さりますね。

結果を出すことは大事なことです。「こんなに努力しているのに」
と思うこともあるかと思いますが、良い結果があがってこないなら
ば、それはまだ努力とは呼べないのです。

さて、昨日に引き続き、美容室で何故売上が伸びないのかというこ
とについて、その理由を私なりの見解で述べていこうと思います。

全部で6つあります。

1. ニーズ(需要)
2. 差別化・付加価値
3. 雰囲気
4. 徹底不足
5. 勉強不足
6. 目標意識

ニーズ(需要)についての考察は、昨日やっておりますので、そち
らを参考にして下さい。

続いての、差別化・付加価値ですが、これは、徹底不足と勉強不足
によるものと考えています。

差別化を考えるとき、周りと違うことをやるのが差別化だと殆どの
方はそう思うでしょう。

確かに、そうかもしれませんが、簡単に出来てしまうのは、簡単に
マネされるのです。

ですから、「基本の徹底」こそが差別化だと考えます。

誰でも出来る簡単なことだけれども、誰もやらないことです。
例えば、これは雰囲気にもつながりますが、“笑顔”だったりしま
す。笑顔なんてあまりにも、当たり前過ぎて、徹底してやろうとは、
考えません。

笑顔が大事だとも気づいているし、他人から指摘されれば、「そう
だよな」「明日から、気を付けてよう」と思うが、誰もやらない。

楽器にしても、音階の練習が殆どでしょう。それをすっとばしてや
ったとしても、上手くならないものです。

ここで言いたいのは、「基本が何か」ということを言ってるのでは
ありません。自分で決めたルールを徹底出来ているかどうかです。

せっかくいいところまで、いってるのに、結果が出ないからという
理由でやめちゃう。続けている人は、中々いないものです。

美容室でよくあるのですが、その一つに「セールストーク」があり
ます。美容師さんは、技術者であると同時に営業マンでもあります。
ですから、自分のトークを磨くのは、当然のことです。

ところが、頭では分かってはいるが、実際に力を入れてやるのは、
技術(カット、パーマ、カラー)ばかりです。

ここが一番大事なところですが、お客に話すのが面倒だらか、すぐ
に技術に逃げてしまう。

上手い技術をやっていれば納得してくれると勘違いしていて、トー
クがおろそかになる。おろそかになるばかりか、世間話か自慢話ば
かり、自分の話に夢中・・・

しかも、恐ろしいことに、お客が嫌がっていることすら気づかない。

技術が上手ければ、儲かると思い込んでいる。でも、突っ込めば、
うわべでは、そうではないと言う。でも、実際は、技術ばっかりや
っている。

では、何故このようになるのかというと、最後の「目標意識」が低
すぎるからです。

結局、自分都合になって終わり。って感じです。


桑原晃弥さん「イーロン・マスクの言葉」
イーロン・マスクの言葉で、自分自身を鼓舞しましょう。

イーロン・マスクの言葉 (きずな出版)



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