2022年度ヘアケア市場規模


矢野経済研究所は2023年10月26日、「2023年版ヘアケアマーケティング総鑑」を発刊した。国内のヘアケア市場を調査したもので、2022年度ヘアケア市場規模は、前年度比103.5%の5166億円と2年連続で伸長した。来期は5303億円を予想している。『2022年度ヘアケア市場規模は5166億円』より

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調査対象は、ヘアケア剤、発毛・育毛剤、毛髪業、植毛の4分野。
2022年度の市場占有率は
ヘアケア剤50.9%
発毛・育毛剤24.5%
毛髪業23.2%
植毛1.4%
ヘアケア剤はシャンプー、リンス、トリートメントを含む。

同研究所は、将来展望として
高齢者雇用機会均等法改正による定年延長やアクティブシニア増加により、ヘアケア商品・サービスの消費・使用期間が長期化し、自社顧客から得られるLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)が伸長することも考えられるなど、ポジティブな要因もある。
また、従来の主要顧客が40~70代となっているため、新たな世代の需要獲得が進展する見通しである。具体的には人口のボリュームゾーンである団塊ジュニア世代女性の需要取り込みに加え、薄毛を気にする20~30代男性の取り込みが進む見込みである。
などと分析している。


(参考) 『ヘアケア市場に関する調査を実施(2023年)
2022年度のヘアケア市場規模は前年度比103.5%の5,166億円~経済活動の回復傾向等を背景に、4カテゴリーともに前年度から増加~



ということでありまして、こちらのヘアケア市場におけるヘアケア剤では、業務用頭髪化粧品(美容院等業務用途で使用する頭髪化粧品のこと、平たく言えば美容室専売品?)はカウントされていないのでしょうかね!?

ですので、ドラッグストアで売られているヘアケア剤として捉えていいのでしょうね。多分?

さて、ヘアケア市場は拡大傾向にあるようです。

ヘアケア剤市場(シャンプー、リンス、トリートメント)に限って見ると伸び悩みが指摘されているようです。つまり、ヘアケア剤市場の占有率がイマイチ伸びていない。

2022年 50.9%
2021年 50.7%
2015年 51.7%

占有率だけを比較すれば減っています、その分伸ばしたのが発毛・育毛剤市場です。

2022年 24.5%
2021年 25.3%
2015年 15.3%

となっています。まあ、ヘアケア剤市場は減少というよりも伸び悩みと捉える方が無難ではないでしょうかね。

減少しているのは、むしろ毛髪業市場でしょう。

2022年 23.2%
2021年 23.0%
2015年 32.0%

では、ヘアケア剤市場がどの程度の伸び悩みを指摘されているかですが、経済産業省が公表する2023年1~7月度の出荷統計を見ると、前年同期比でシャンプーは個数が5%、金額が6%ほど減少、ヘアリンスは個数が15%、金額も5%減少、ヘアトリートメントは個数が12%、金額が5%ほど減少。前年の実績も減少傾向で、全体に下げ止まっていない現状がある、とのことです。

ヘアケア製品を手掛けるメーカーの担当者によると「シャンプー・コンディショナー市場全体では、1000~1500円前後の価格帯がよく動いている。その分、個数面でボリュームの大きかった汎用価格帯、低価格帯が減少している」とのこと。但し、その上の高価格帯の商品もそれなりに苦戦しているという。

今年の一般市場におけるヘアケア商品の話題となったのが、新興メーカーがあの花王を抜いた、というものでしたが、ヘアケアでも売れるモノの変化が出てきたように、市場構造も変化が出てきたということなのでしょう。

とはいえ、美容業界に携わる身としては一般市場ではあるものの、ヘアケア市場が拡大しているのは喜ばしいことです。





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鈴木祐「進化論マーケティング」





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