何に気づきを得るのか


英語、経済学、コンピューターサイエンスのような計測可能な能力のことを認知能力といいます。コミュニケーション能力、メタ認知能力、自制心といった計測が難しい能力のことを非認知能力といいます。その中にあるメタ認知とは、「認知を認知する」「知っていることを知っている」ということを意味します。

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更には、自己の認知活動(知覚、情動、記憶、思考など)を客観的に捉えて評価した上で制御する、ことでもあります。

そして、【認知 → 評価 → 制御】のサイクルである心理的な能力が「メタ認知能力」と呼ばれています。

という前提を踏まえて以下となります。


仕事ができない人ほど「なぜか自己評価が高い」納得の理由とは?

仕事ができる人は身に付いている 「メタ認知」の重要性とは?

「メタ認知」というのは、聞き慣れない言葉かもしれない。だが、これは仕事でも勉強でもスポーツでも音楽でも、何かができるようになるために必須のものといえる。私は、『勉強ができる子は何が違うのか』という本の中で、メタ認知の重要性とその心理メカニズムを説明したが、それは仕事にもそのまま当てはまるので、ここで簡単に解説することにしたい。(後略)


以上引用。


この記事は、「仕事ができない人は、メタ認知力が低い?ので、仕事ができない自分に気づいていない」という内容となっております。

もちろんそうだとは思いますが、私には果たして当の本人は本当に(仕事が出来ない自分に)気づいていないんでしょうか?

私としては、とっくにそんなことなど気づいているんだと思うんですよね。でも、気づいていないフリをしているような・・・出来ない自分を認めたくない、なら話はわかりますが・・・

人ってそんなにバカ(適切な言葉が浮かびませんでいした)じゃないから、自分の利益にならないことってやらないでしょ!?

そもそもメタ認知の「認知」が一体どのようなものなのかがホント人それぞれでしょうし、そして、認知に対してどのように「意味づけ」をするかでも事態はいくらでも変わってきます。

もっといえば、仕事が出来る・出来ないってホントにあるんでしょうか?仕事って括りがあまりにも大きすぎて比べること自体がナンセンスというか。

なので、自分に利益があるかどうかの気づきの差はあるように思います。





安藤寿康「能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ」




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