エビデンスがどうのこうのよりも
鈴木祐さんの「最高の体調」の中で、『自然の環境には3つの「感情システム」をバランス良く刺激する』というものがありとても興味深かったです。季節のうつろいや草木の変化がほどよい【興奮】を生み、緑に守られる安心感が心地よい安らぎを生みだすことで【満足】し、森や川に潜む未知の【脅威】がときに警戒を生む。
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自然のなかにいれば、特定のシステムが暴走することがないという。
3つの感情システムとは、【興奮】【満足】【脅威】のことで、自然には私たちの感情システムに影響を与えるんだとか。
ところが、都市の生活(暮らし)に慣れてしまった私たちは、おもに【興奮】と【脅威】だけが活性化しやすくなり、感情システムのバランスが崩れるんだとか。
なので、敢えて自然に身を置くようにしなければならないというわけですね。
そこで最も手っ取り早い方法がウォーキングということになります。
『スマホなし、イヤホンなしで1人静かに歩く「サイレントウォーキング」のススメ』
ウォーキングの健康効果は、十分に裏づけられている。心機能の強化から、血流促進、全般的な身体的持久力のアップ、気分の高揚、知的鋭敏さの向上と、実にさまざまだ。ヘッドフォンをつけて何かを聴きながらウォーキングする人が多いが、新たなトレンド「サイレントウォーキング」が注目を浴びている。テクノロジーの類いをいっさい使わず、周囲の物理的環境に浸りながら1人静かに歩くウォーキングだ。いつもの散歩をサイレントウォーキングに変えるだけで、メンタルヘルスにいくつかの効果がもたらされると、サイレントウォーキング推奨派は力説している。しかし、1つ疑問が残る。サイレントウォーキングの効果には科学的な根拠があるのだろうか。ウォーキングはもともと健康に良いとされる習慣だが、何も聴かずに静かに歩くと、どのくらいのプラス効果が得られるのだろうか。(後略)
以上引用。
『新たなトレンド「サイレントウォーキング」が注目を浴びている。』とありますが、果たし本当なんでしょうか?
まあ、それはそうとして、こちらも自然との関係性に触れておりますね。
私自身も数年前より「ウォーキング」には取り組んでいますが、音楽を聴きながらの時もあればそうでないときもあります。どちらがどうこうはありませんが、ただ歩いているだけというのは正直退屈ですからね。
なので、音楽でも聴かなければやり過ごせないってところです。
「サイレントウォーキング」がどうのこうのって話ですが、結局のところ健康維持のためには、何かしらの運動は欠かせません。年齢を重ねれば重ねるほど運動なんてしなくなりますからね。
「人間には歩くことが何よりの妙薬となる」
こちらは医学の父、ヒポクラテスの言葉です。はるか2500年前、近代の医療技術とは無縁の時代に、ヒポクラテスは身体を動かすことが、肉体的かつ精神的な健康のためには欠かせないことを知っていたわけですね。
記事にあるようなエビデンスがどうのこうのよりもよっぽど私にとっては説得力があります。
鈴木祐「最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法」
アンデシュ・ハンセン「運動脳」
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