実際には26万店舗ではなく16万店舗


厚生労働省が2023年10月31日に発表した「令和4年度衛生行政報告例」によると、全国の施設数は理容所11万2468件、美容所26万9889件になりますが、これは報告件数の累積数で、実際の店舗数ではありません。理容室美容室の店舗数は国の基幹統計である「経済センサス」がデータとしては実数に近い。

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令和3年経済センサス活動調査によると、理容事業所数は8万7048店、美容事業所数は16万2431店です。調査が行われたのは2019年6月で、理容業、美容業の小分類の結果が公表されたのは2年後の2023年6月です。

2023年の理容室数、美容室数は「経済センサス調査」、さらには「経済センサス」の前身である「事業所・企業統計調査」、「サービス業基本調査」などをもとに推計するしかありません。

「経済センサス」を含め、これらの調査は毎年行われているわけではありません。しかも理容業、美容業の小分類まで発表されないこともあります。(後略)

以上『2023年理美容室数は理容室数8万3千店、美容室数16万店/推計値』より


ということでありまして、実際のところは、

理容室数:8万3千店舗

美容室数:16万店舗


といった感じになるようです。まあ、だからどうしたの?って感じなのですが、世間的に知れ渡っている美容室店舗数とは10万店舗ほど開きがあるようです。とはいえ、26万でも16万でも多いことには変わりはありませんが・・・

さて、その店舗数の多さをどのように捉えればいいのでしょうか?

参入障壁が低いのか、需要がそれだけ大きいのか、それだけに競争も激しいのか、等々。

理容室数の減少傾向は知っておりましたが、美容室も減少傾向にあるのは意外でした。

勝手な私見ではありますが、数年前からの低料金大型チェーン店の台頭とシェアサロンの存在などが減少傾向の原因のひとつではないかと考えております。

いずれにしても、美容室は多すぎるのではないかと思う次第です。





中室牧子・津川友介
「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法




河合雅司「未来を見る力(人口減少に負けない思考法)」





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