またしても植物エキスの話題


人間の皮膚は常に紫外線という危険物質に曝されています。紫外線は数時間も浴び続けると皮膚が炎症を起こします。紫外線のうちUVAと呼ばれる長波長の光線は、皮膚の組織の深いところまで到達し、健康な皮膚を維持する上で様々な悪影響を与えます。

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そこで人の肌には紫外線を防御するための機能が予め備わっており、紫外線を吸収して防御効果を発揮するメラノサイトがつくる「メラニン」と呼ばれる物質を生成して肌を守ることができます。

メラニンはそもそも「チロシン」と呼ばれるアミノ酸が「チロシナーゼ」という酵素によって酸化されることで作られます。

メラニンは、紫外線によって生成した活性酸素により酸化されて黒色に変色するため、これらが蓄積すると皮膚がどんどん黒ずんで行くことになります。

メラニン色素は集合性のような性質があり、一部分でメラニンが沢山作られるとその部分で活発にメラニンが生成されるため、部分的な色素沈着、つまり「シミ」が発生することになります。

メラニンは皮膚を紫外線からは守ってくれるものの、同時に色素沈着も起こり得るということ。なので、一方的にメラニン産生を抑制することなど皮膚の恒常性を保つにはもってのほかであります。ただ、見た目が・・・とうこと。

ということで以下であります。


真皮も含めた肌のくすみ解消にアプローチ

ポーラ化成工業は、真皮メラニンと肌のくすみの関係を研究した結果、①真皮にメラニンが蓄積していると肌がくすんで見える傾向があること、②植物エキスの混合物によってマクロファージによるメラニン分解作用が促進されること、を発見した。同社の親会社であるポーラ・オルビスHDが2023年11月27日発表した。

同研究成果の一部は2023年8月に開催された第41回日本美容皮膚科学会総会・学術大会で発表された。ポーラ・オルビスHDはこの知見をもとに、表皮にとどまらず真皮も含めた肌のくすみへの総合的なアプローチの提案に向けて検討を始める。


(参考)『真皮にたまったメラニンがくすみ肌の原因に 生体の掃除屋マクロファージのメラニン分解作用に着目


マクロファージがメラニンまでも貪食するとは今回初めて知りました。マクロファージにとっては異物として捉えているのでしょうかね!?

また、基底層で作られ角層に到達するメラニンが真皮に抜け落ち、そこに蓄積することも初めて知りました。

記事によれば、マクロファージの働きを促進させる植物エキス(センブリエキスとショウブ根エキスの混合物)が発見されたそうで、先日の資生堂のベニバナエキス、ホーユーのヤーバサンタと、今回も植物エキス。

最近の傾向として、アンチエイジングや美白などの効果を目指す場合、抗酸化作用やコラーゲン生成促進作用などの植物エキスが注目されており、例えば、ビタミンCやポリフェノールが豊富なレモンやブルーベリー、グリーンティーなどの植物エキスは、肌の老化防止やシミ・くすみの改善に役に立つとされています。

今後は、この「センブリエキスとショウブ根エキスの混合物」にクスミ解消を期待したいものです。





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