本来ならば何をすべきか
人間は、考えることよりも習慣で動いた方がラクなんです。日々の
仕事の在り方を見直す必要があると思いつつも、日々の仕事に流さ
れていく。その仕事こそが、やっているつもりの原因であったりし
ます。
毎日の仕事を何も考えずに、“こなす”ことがラクだし、無難なわ
けです。しかも、本来ならばやらなければならない事を先延ばしに
できる言いわけにもなる。
「日々の仕事で忙しい」は最強の言いわけです。
だからこそ、自分では“行動しているつもり”になるばかりです。
これは行動とは言わずに、習慣です。しかも悪い習慣です。ただ、
悪い習慣と惰性で動いているだけ。
自分自身が習慣や惰性で動いていることに気づかないうちは、良い
結果は絶対に出ることはありません。
「やっているつもり、行動しているつもり」であると、不平・不満
が出てきます。「こんなに私は頑張っているのに」と・・・
実は何にもやっていないのです。
と言いつつ以前の私もそうでした。
営業に関係のない仕事(配達、集金、伝票発行等)らしきものをや
っていると、仕事をしていると錯覚に陥る。
営業ならば、営業成績が上がっていなかければならない。
ところが、一向に成績が上がる気配すらない。でも、自分は“やっ
ているつもり”だからたちが悪い。
何故こんな事態に陥るのかというと、本来やらなければならないこ
とから逃げているだけなのです。
毎日毎日が日々のどうでもいい仕事で自分を誤魔化しているだけ。
こんな状態からは一刻も早く抜け出そう!
こんなことを繰り返していても、絶対に事態は改善しない。
どうすればいいのか?
簡単です。「行動」すればいいのです。本来すべき仕事から目を背
けずに立ち向かえばいいのです。
もう一度言うと、「本来ならば、何をすべきか?」を自分の頭で考
えればいいのです。
冒頭にも書きましたが、人間は考えるよりも習慣で動いた方がラク
なんです。
「自分の頭を使って考えることから逃げるな」です。
そして、考えたことを行動に移す。その結果を受け入れる。
とどのつまり自分を変えるのに必要なのは、ほんの少しの勇気です。
私自身を奮い立たせてくれた言葉というか文章があります。それが、
岸見一郎さん古賀史健さん「嫌われる勇気」の中にあります。以下
がそれです。
『誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、
それはあなたには関係ない。わたしの助言はこうだ。あなたが始
めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。』
岸見一郎さん古賀史健さん「嫌われる勇気」
![]() |

コメント