何を食べてもいいから「ほどほど」に
津川友介さんの「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
を読んで以来、毎日の食事の選択に注意を今まで以上に払うように
なりました。考えてみると、食べたものが体を作っていくわけだか
ら、日々の食事の選択は、本来ならば、もっと慎重に行わなければ
ならないはずなのです。
とは言えど、津川先生の本だけではどうしてもカバーできない部分
もでてくるのもまた事実です。
何を食べるべきか、または、何を食べてはいけないかといったこと
についての本は、それこそ本屋が一軒開けるほど大量に出版されて
いるわけです。
食事の選択において「エビデンス」なる考え方を手にしたものの、
意識的に出来る部分もあれば、どうしてもその時の気分もあり、自
分の好きなものを食べたくなるものです。
あれやこれやと考え過ぎると、折角の食事が美味しくないものにな
ってしまいかねない。
ならばということで、私が意識的にやっていることですが、それは
「ほどほど(腹八分)」にすること。
どうしても、肉体はドンドン老化していくのですが、気持ちだけは、
若いままだったりする。
それで、目一杯に食べてしまうと、その後の反動には、たまらない
ものがある。
その反動も分かったうえで、食べてしまうことだってある。その後
の罪悪感と言ったら・・・
そして、自分に都合の良い言いわけをする。
いかに知識を得ようとも、実際に使わなければ全く意味がない。
昔から、「腹八合医者いらず」と言います。これこそが、簡単に健
康的な食事ができるルールの一つだと思います。
それからもう一つ素晴らしい方法は、一日にリンゴを一個か二個食
べることだと言います。
昔から言われている「一日一個のリンゴは医者いらず」ですね。
リンゴによって健康を維持できるのは、リンゴには他の栄養素とと
もにリンゴ酸が多く含まれているからであり、リンゴ酸はバクテリ
アを退治し、消化を助けてくれる(詳細は調べて下さい)。
とにかく、何を食べてもいいから「ほどほど」にしておこうと思い
ます。
「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」の中で、高齢
者の最善の食事について書かれてありました。
『最近では高齢者はもっとゆるめのコントロールの方がむしろ長生
きできるのではないかという研究結果が集まってきている。おそ
らく同様のことが普段の食事でも言うことができると思われる。』
高齢者に限って言えば、細かい食事制限を考えずに、食べられるも
のを食べられるだけ多く食べてもらった方が、筋肉も維持でき、転
倒のリスクを下げることができると考えられているようです。
中高年の私は、まだまだ食欲自体があるわけですから、食が細くな
った高齢者は、食べたいものを食べた方がよさそうです。
私の両親は、健在なのですが、事あるごとに食事のことを細かく言
ってしまっていました。
これからは食べたいものを、両親と一緒に食べようと思います。
楽しいはずの食事を美味しくいただくことが、最も大切なような気
がします。
津川友介さん「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
![]() |

コメント