「責任転嫁・正当化・愚痴る」の三点セット


変わりたいと思いながらも、現状の自分自身に結構満足していたり
するものです。人間というのは、意外と合理的に出来ていて、努力
しなくても現状がさほど変わらないのならば、努力しないものです。


とは言うものの、頭では「これじゃいかん」と多少は思っていたり
するので、やっている(努力する)フリをするわけです。

ところが、やったフリぐらいで、成果が出ることはあり得ません。
そこで、次にくるのが「アピール」です。

やったフリの次は、アピールです。

特に「一生懸命やりましたアピール」の破壊力はかなりのものです。

“一生懸命にやりました”というアピールは、もうこれ以上やりた
くないと言っていることと同じです。

もっと言えば、もっと都合よく良くなりたい、楽してもっと儲けた
いと言っていることと変わりません。

実は、自分で初めから「変わらない」と決めているのです。

周りからそうのように思われるのは、癪に障るので、自分を正しく
見せるために、アピールを始め出すのです。

「こんなに頑張っているのに私は報われない」アピールする人の、
特徴があります。

「責任転嫁・正当化・愚痴る」の三点セットです。

この三点セットは、かなりのお買い得で、何がお買い得かというと、
なにも努力せずとも「他人から注目が集められる」のです



自分の責任は認めず「責任転嫁」したがる

自分には全くの落ち度がなく、自分以外の全てに責任があると言い
出す始末。

経済が悪い、政府が悪い、株式市場が悪い、業界が悪い、会社が悪
い、従業員が悪い、上司が悪い、部下が悪い、パートナーが悪い、
運勢が悪い・・・等々、とどまることを知らないです。

そして、悪くないのは「自分だけ」なのです。


無能な自分を「正当化」する

正当化するために使う便利なものが、「言い訳」です。

例えば、以下のような言い訳をよく使いたがりますね。
 ・お金がない
 ・時間がない
 ・凡人だから、才能がないから
 ・やり方がわからない

言い訳することで、自分を守っているにすぎない。守っているのは、
自分の小さなプライドでしかないのです。

残念な事に「言い訳ほど自分の無能さを表す言葉はない」というこ
とを知らないのです。


うまくいかないことばかりに目を向けて「愚痴る」

「類は友を呼ぶ」とはよくいったもので、愚痴を言うと、愚痴の種
がますます自分い寄ってくるだけです。

そして似たような人ばかりが、周りに集まってくるのです。


「責任転嫁・正当化・愚痴る」の三点セットで、他人からの注目を
集められるものの、常に「不満」はつきまといます。

不満がつきまとうのは、変わらないからですね。

変わりたいならば、まずは、言い訳をやめることからスタートして
みましょうか?


全然ダメダメな自分ですが、変わる切っ掛けとなったのが、この本
でした。

岸見一郎さん古賀史健さん「嫌われる勇気」

嫌われる勇気



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