お客の頭の中を想像する
モノやサービスを売る人間は、商品が、どんな人が、どんな生活シ
ーンで、使うことでより輝くのか、そして、より需要を掘り起こせ
るのかということを常に創造して考えることが第一です。
考える“その人”が変われば、どんなに売れないモノやサービスで
あったとしても、想像をめぐらすことで、お客自身させ気づいてい
ない「価値」や「需要」にも気づけるということです。
お店側の思惑とお客側の思惑は、必ずしも一致しません。その思惑
が一致するれば、モノやサービスは売れていきます。
つまり、需要の捉え方の問題となります。
需要をいかに掴むかが大事なわけです。いくら、需要があったとし
ても、それを掴もうと努力しなければ、全く意味がありません。
現在、美容室全体の軒数は増加傾向にあるにも関わらず、全体の総
売上は下がっています。
そんな中でも、伸びているお店は確実にあります。
これには、様々な要素があるはずですが、一つだけ確実に言えるこ
とは、需要(ニーズ)を掴んでいるかどうかです。
例えば、ホームページやブログの作成において、いかにお客に閲覧
してもらうかは、サイトの見栄えではなくて「キーワード」です。
サイトにアクセルするであろう人が、検索エンジンに打ち込むキー
ワードがわかっていれば、こんなに楽なことはありません。
ある程度のキーワードを予測して、そのキーワードを散りばめたサ
イトを作成するわけです。
しかしながら、その思惑が必ずしも一致しない。
これこそが、商売でもサイト作成でも、もちろん営業でもですが、
醍醐味というか、面白さだと私は思うのです。
キーワード対策をSEO対策と言うのでしょうか。
ただ、最近のネット動向を見ているとSEO対策ではなくて、SNSや
YouTubeからいかに閲覧者を誘導させるかどうかであるようです。
現場にしろネット上のホームページ・ブログ作成にしろ、モノやサ
ービスを売る人間は、商品が、どんな人が、どんな生活シーンで、
使うことでより輝くのか、そして、より需要を掘り起こせるのかと
いうことを常に創造して考えることが第一なのです。
やる事は実は、単純なことばかりです。こういった地道な事の繰り
返しが大事になってくるのです。
ですから、自分が売るべき商品を飽くことなく研究をし想像を巡ら
せることの連続なのです。
差がつくとすれば、ここだと思います。殆どの人が、ある程度で止
めてしまいます。
とにかく、諦めずに、やってみましょうよ。
美容室で多いのが、美容室側がお店の強味と思っていることが、案
外、お客は、どうでもいいことだったりします。
逆に、お客からすると、重視していることを、お店側は、軽く見て
いたりします。
お店側は「技術」を重視して、お客側は「接客態度」を重視する場
合が殆どです。
お客側は「美容室はどこも同じ」くらいにしか思っていません。
美容師さんは、お客が重視していることを、腹の底から「技術」と
思い込んでいるから気づけないのです。
美容室は、技術を売る商売であり、美容師さんは、技術者であると
同時に営業マンでもあるのです。
日頃から、他人の頭の中を想像して言葉は発したいものです。
営業、販売、接客で悩んでいるなら、日本で一番モノを売っていた
であろう髙田明さんの「伝えることから始めよう」を読むことをお
勧めします。
髙田明さん「伝えることから始めよう」
![]() |

コメント