使い方や扱い方に人間性が現れる
長い間、美容室も情報収集といえば、回ってくる美容ディーラーや
メーカーの営業マンが持ってくる情報が全てだったわけです。とこ
ろが、ご存知のように、ネット・スマホの普及によってそれが一変
したわけです。
情報自体に価値のあった時代から大きくかわり、その気になればあ
らゆる情報をスマホ一つで目にすることが可能になりました。
誰からも教わることなく、自分から動き、情報を取りに行ける時代
なのです。
SNSを利用すれば、自分が「面白いな」「この人の話聞いてみたい
な」と思う人たちの情報に一瞬でアクセスできる。
スマホのニュースアプリを使えば、世界中の頭のいい人たちが発す
る「最先端の情報」にいつでも触れられる、という現代です。
なので、美容室も回ってくる営業マンを待つことなく、あらゆる情
報がその気になれば手に入ります。
情報収集は何のためにするかと言えば、自分を有利に導くためでも
あります。
もっと今以上にお店の状況をよくしたければ、周りの状況や情報は、
常に取り込まなくてはなりません。
そして、集客はどのお店でも課題であり、考えてないところなど一
軒もありません。
そのために何をやるべきかは思案のしどころです。
そこで、「広告でもやるかな」ってなるわけですが、宣伝広告の媒
体は、以前であれば、新聞・ラジオ・テレビでした。
それが、インターネットの登場により、自分のお店のホームページ
やブログを作成できるようになった。
現在では、既存の広告媒体に依存することなく、SNSを利用してお
店の情報を発信(広告)する時代です。
しかも、パソコンではなくスマホを使って。
スマホでSNSを利用して集客しているのが、現在の状況です。
もちろん、使いこなせない人にとっては、従来の広告で集客を考え
る必要があると思いますが、使える人にとっては、お金をかけずに
集客できるわけですから、やらない手ではないと思います。
但し、美容室の王道の集客と言えば「口コミ」です。
ですから、いかに広告媒体が優れていたりしても、実際に足を運ん
でくれたお客をいかに満足させることができるかなのです。
どれだけ集客できたとしても、失客させては何の意味もありません。
SNSであったとしても、美容室側が発信を続けることは当然として、
その発信にどれかけのリアクションがあるかどうかです。
SNS上の「拡散」は、言い換えると「口コミ」ともとれます。
利用するツールが変わっても、王道の広告(口コミ)は変わらない
わけです。
従来の口コミと何が変わったかと考えると、それは拡がるスピード
と広さ(エリア)です。
瞬時にして、数百、数千、数万の人たちと情報を共有することが出
来るのです。
個人で発信できるわけですから、便利な世の中に変わったものです。
SNSを利用するしないということではなくて、要は使い方の問題だ
と思うのです。
もっと言えば、目的と手段をハッキリとさせる事です。
広告をすること、SNSを使うことが目的ではありません。それは、
手段であり、目的はあくまでもいかに集客するかです。
そこを捉え違えると、巷に溢れる変なセミナーに引っかかってやっ
てるつもりになって、ちっとも集客できないことになる。
時代の流れで出てくる便利なツールに翻弄されたくないものです。
SNSを使えば集客できるということではなく、自分のお店を一人で
も多くの人に認知してもらおうという思いが大事なのです。
その思いなくしては、何を使ってもうまくいくことはありません。
SNSは、あくまでも便利なツールにすぎません。
しかし、私はその便利なツールを恐れたり、斜に構えて使わない人
は、もっと愚かだと思うのです。
何度も書きますが、要は使い方ひとつなのです。
使い方や扱い方に、その人の人間性が現れるのです。
さて、ラジオ、テレビ、インターネットを上手く活用した人と言え
ば、髙田明さんでしょう。
ご自身の初の自伝著「伝えることから始めよう」では、どのような
経緯でラジオ、テレビに進出したかが克明に描かれています。
営業、販売、接客で悩んでいるなら、日本で一番モノを売っていた
であろう髙田明さんの「伝えることから始めよう」を読むことをお
勧めします。
髙田明さん「伝えることから始めよう」
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