情報により恐怖を克服せよ


皆さんは、何に恐怖を抱きますでしょうか?おもしろいことに、人
間には本来ふたつの恐怖しかなといいます。一つは、大きな音に対
する恐怖、二つに落ちることに対する恐怖です。その他の恐怖は、
すべて後天的なものであるのです。


「恐怖」は後天的なものであり、自分の経験則によるものです。

未来を想像すると、多くの人間は絶対リスクのことばかり考えてし
まいます。

リスクや失敗が、脳裏をよぎって、そればかりに頭の中が支配され
てしまうのです。

人間は、成功した記憶よりも失敗した記憶の方が頭に残りやすいの
です。


親は、子どもに「怪我するといけないから、あれするな、これはだ
めだ」と、言い聞かせます。

これはいい面もあります。きちんと教えることによって、子どもは
道路に飛び出したりしなくなります。

しかし、子どものためを思うあまり過保護になりすぎて、子どもの
未来の好奇心の芽を摘んでしまう危険性もあるわけです。

我々は、様々な恐怖とともに成長し、新しいことを避ける習慣を身
につけてしまいます。

だから、いつでも現状維持ばかりを考えるようになるのです。

大人になって新しいことに挑戦するのを恐れるのは、失敗に対する
恐怖が原因
というわけです。

確かに危険を冒さなければ、絶対に失敗はしません。

ですが残念なことに、危険を冒さなければ成功もできません。

自分の可能性を最大限に生かすためには、あえて危険を冒さなけれ
ばならないときが必ずあります


理想の人生を生きるためには、恐怖ときちんと向き合い、それを乗
り越えるために行動を起こさなくてはならない
のです。


しかし、行動にそれほど重要な意味があるのに、我々が行動を起こ
すのをためらう原因こそ、繰り返しになりますが「恐怖」というわ
けです。


では、恐怖を克服するにはどうすればいいのでしょうか


その答えは「情報」であり、「知る」ということ。

情報を持たなければ、人は恐怖にかられる。

人間の恐怖の大半は、情報不足が原因であり、新しい情報を獲得し
続けて思考していれば、不安や恐怖は克服できます


これから先の事態を怖がっているのは、情報弱者である証拠


あなたは、情報を知ることの重要性に気づいているだろうか


情報収集するよりも、実際に手を動かし、体を動かす方が価値ある
ことです。

ただ、これからの世の中がどこに向かうかを知っていることも、極
めて重要なことなのです。

「知っている」と「知らない」の間には、とてつもなく太い川が流
れていることを「知る」べき
なのです。


美容室を営業で回っていると、とにかく「知らない」人が多いこと
に驚かされます。

お店を運営する上で、もっともマズイのは「知らない」ことです。

「そんなの知らなかった」では、済まされないのです。


幻冬舎編集者の箕輪厚介さんも「死ぬこと以外かすり傷」の中で、
「意識くらい高く持て」と「知る」ことの大切さを説いています。


箕輪厚介さん「死ぬこと以外かすり傷」

死ぬこと以外かすり傷



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