失客させないために何をすべきか


美容室で教育というと、企画的というか一時的に、“豆知識”のみ
を吸収するような雑学的なものばかりです。「パーマ液やカラー剤
の成分がどうだとか」、「髪の毛のpH(ペーハー)がどうだとか」、
「アミノ酸がどうだとか」こんな感じです。


以上のような内容では、「力」をつけることはできません。

「力」をつけることこそが教育であります。

教育とは、積み重ねてマスターするものです。

更に、一度理解するとそう簡単には忘れません。

しかも、簡単にマネされることもありあません。


それでは、どのような教育内容が望ましいのでしょうか?

更に、どんな教育がお店を伸ばすのでしょうか?


教育を、そこで働く人に施し、その人に「力」をつけることで、そ
の人間が伸びて、お店も伸びるのです。

お店が伸びるとは、儲けるということ。

どうすれば、儲かるかよりも、何故、儲からないのでしょうか?


美容室の経営において、滅茶苦茶簡単に言うと、私は、二つのこと
に集中するしかないと考えています。

あえて二つと書きましたが、実際は、一つで構いません。

それは何か?


「失客」です

二つならば、「失客」と「集客」です。


もちろんそれ以外にもありますが、とにかく、二つさえ徹底すれば、
大丈夫です。

そもそも、何故、失客が起こるのでしょうか?


逆に、どのような人が一番失客しにくいでしょうか?


これは、「クレームの多い人」です。つまり、文句を言う人です。

文句を言う人は、意外に失客しません。


「この人いつも文句ばかり言うくせに、いつも来店するなあ」とい
う人は多いのです。

逆に、何も言わない人ほど、何を考えているのかわかりませんので、
要注意です。

施術後、なんとなく納得したような雰囲気であっても、次に来店し
なくなるケースは多々あります。


では、文句の多い人が、何故、失客しないのでしょうか?

クレームを言うことで、自分の要望・希望に近いヘアスタイルを作
らせているからです


だから、納得してお金を払って帰っていくわけです。

結果、失客しないのです。


美容室は、髪の毛という「素材」を治したり、作ったりして、お客
から依頼されたヘアスタイルを、お客の要望・希望に近い形で、販
売できなければなりません



となると、素材(髪の毛)の構造、そして性質や特徴を理解しなけ
ればなりません。素材(髪の毛)の勉強が必要
なのです。

素材(髪の毛)を理解して初めて、取り扱う薬品の勉強になります。

ヘアカラーであれば、カラー剤は、化学薬品なので、決められた通
りに使えば、髪の毛は染まります。

ですが、髪の毛の条件が違えば、染まらないこともある。

ところが、このような単純なことさえも理解していない美容室が、
本当に多い
のです。

だらか、染まらなかったりすると、直ぐに、ディーラーやメーカー
に電話して「染まらない」とクレームをつけるのです。

化学薬品というものが理解できていないのです。

先程、条件によっては染まらないと書きました。

この条件を知るためには、素材(髪の毛)と薬品について理解する
必要があるのです。


以上のような内容を教育していく必要があると考えています。

教育は、あくまでも実践を想定したもので、しかも実践に使えなけ
れば意味がありません



最近読んだお勧めの本です。

永井孝尚さん「なんで、その価格で売れちゃうの?」

なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 (PHP新書)



コメント

非公開コメント