失敗の原因を知る


美容室が知るべきは、美容室がどのような業界なのかです。サービ
ス業と言えば、サービス業ですが、私に言わせれば、クレーム産業
とも言えるのです。もう一度言いますが、美容室は、クレーム産業
なのです。ですから、どのようなクレームが出るかを事前に把握し
ておかなければなりません。


クレーム処理の鉄則は「起こりうるクレームは未然に防ぐ」です


「起こりうるクレームは未然に防ぐ」にはどうすればいいのか?


美容室は、髪の毛という「素材」を治したり、作ったりして、お客
から依頼されたヘアスタイルを、お客の要望・希望に近い形で、販
売できなければなりません。


となると、髪の毛(素材)の構造、そして性質や特徴を理解しなけ
ればなりません。 髪の毛(素材)の勉強が必要
なのです。

それを「毛髪科学」と言います。

髪の毛(素材)を理解して初めて、取り扱う薬品の勉強になります。

この二つを勉強していくことで、ある程度、技術の「失敗の原因」
が分かってきます。

失敗の原因が分からずして、対処法はありえません


技術の「どこで失敗」しているのか?


どうやれば成功するかよりも、「どこで失敗」をしているかを知る
ことが重要なのです。

いくら成功するやり方を教わっても、同時に失敗するやり方をして
いるのです



美容室から「パーマの技術工程を教えてくれ」とよく言われますが、
工程を聞いたところで、上手くいくことはありません。

髪の毛の構造、性質、特徴、そして、パーマ液の性質、特徴、更に、
パーマがかかる原理を知らずして、工程のみ教わっても全く意味が
ありません


逆に言えば、工程は、「髪の毛の構造」「パーマ液の性質」「パー
マがかかる原理」を理解していれば、なんとでも出来るということ
です。

マニュアル(工程)よりも、理屈を押さえてしまう方が遥かに結果
を出せるのです。

一見すると、理論的な事を教わるのは、遠回りのような気がします
が、実は、近道なのです


さらに、理論を理解していくと、無駄も省け、しかも応用が効くよ
うになります。

そして、何回も言いますが、失敗の原因も分かるようになるのです。

やり方さえ教えてもらえば、上手くいくと思ったら大間違いです

まずは、しっかりと腰を据えて勉強しなければなりません。あくま
でも、実践しながらですが。


最近読んだお勧めの本です。

永井孝尚さん「なんで、その価格で売れちゃうの?」

なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 (PHP新書)



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