人間のコミュニケーションが価値そのもの
価格破壊が、デフレである日本においては、今は有効な手段だと確
かに思います。なんやかんや言っても、「安売り」に人は流れてい
ます。ですが、最近のコンビニ24時間営業問題が出てきたように、
そもそもの「働き方」に疑問が出てきていると思う。
自動運転技術、電子決済、ネット通販、シェアリングエコノミーの
普及など、AIの技術が関わっていて、社会のインフラが急速に変化
してきています。
となると、働き方も変われば、働く人に求められるものも、これか
らどんどん変わっていくはずです。
今まで通用してきたから、これからも通用するということはなくて、
時代は常に変化をしている。
iPhoneが初めて米国で発売されたのが、2007年のことです。
わずか10年ちょっとで、世の中の流れが大きく変わりました。
今までは、ハードとして機能していたものが、スマホの一つのアイ
コンになってしまっています。
スマホには、かなりの数のハードがアイコンとして存在しています。
電話もカメラもゲームもSNSもパソコンも、すべてがスマホ一台に
入ってしまって、一体いつの間に、スマホなしで暮らせなくなって
しまったのかと、驚いてしまいます。
10年前に「歩きスマホ」を予測できた人が果たして何人いるでしょ
うか?
まさに予測不能であり、テクノロジーの進歩するスピード凄まじい。
ところが、テクノロジーの進歩による恩恵に目を向ける人もいれば、
逆に、そのものによって、仕事が奪われると考える人もいる。
テクノロジーの進歩をどのように捉えるかは、それこそ、その人次
第なわけで・・・
私は、テクノロジーの進歩による恩恵に目がいきます。
便利なものの登場は有難いばかりです。
では、これからの仕事の在り方についてどうなるのか?
私には、上手く説明することが出来ないので、堀江貴文さん「僕た
ちはもう働かなくていい」から私の気持ちを代弁してくれる部分を
抜粋したいと思います。
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以下に引用します。
『テクノロジーは決して、人々の仕事を奪うものではない。
AIやロボットも同様だ。彼らは、むしろ人に新しい仕事を増やし
ていくものと考えていい。
彼らをケアするための新しい学問が生まれ、システム従事者やメ
ンテナンス技師、AIアプリ開発の仕事は、慢性的に人が足りない
状態になる。
また多く人間にとって「面倒くさい」仕事をAIやロボットが引き
受けてくれるというなら、「面倒くさくない楽しい」仕事は、グ
ッと増えていくはずだ。
具体的には、人間のコミュニケーションが価値そのものであるよ
うな仕事だ。
ソムリエやパティシエ、カリスマ家電販売員やBOOKキュレータ
ー、カウンセラーなどの需要はますます高まるだろう。
マッサージ師や美容師、パフォーマンスで見せるアーティストや
お笑い芸人、タレントの活躍の場も増える。
AIロボットが社会進出を果たしていったとき、私たちは、人にし
かできないものは何か?という根源的な問いを突き付けられるこ
とになる。』
以上引用。
ハイ出ましたね。
「具体的には、人間のコミュニケーションが価値そのものであるよ
うな仕事だ」
面倒なことは、機械に任せればいいのです。
人間にしか出来ないものは何か?
私も、現時点では「コミュニケーション」だと思います。
単純な作業や労働は、機械に置き換えやすいわけですから、事務処
理なんかは、今後益々、自動化・機械化が進むことでしょう。
昨日のQBハウスについてですが、10分でカット。
これは、一見するとお客の要望に応えてカットしているようですが、
カットのパターンがいくつか存在します。
そのパターンさえAIに認識させてしまえば、自動化・機械化はでき
るんじゃないかと私は思っています。
パターン化できるものほど、自動化・機械化しやすいわけです。
ですから、今という時代、特にデフレである日本なら、1200円のカ
ットもありでしょうが、果たしてそれを人がやる必要があるのかと
疑問に思えます。
本来ならば、人がやるものであれば、生産性が低くなるので、価格
は相対的に上がらなければならない。
しかし、美容業界ではそうはなっていない。
右を見ても、左を見ても、低料金ばかり。
堀江貴文さんも言うように、「人間のコミュニケーションが価値そ
のものであるような仕事」にこそ価値が出てくるはずです。
コミュニケーションを廃した仕事は、自動化・機械化が進み、わざ
わざ人がやる必要はなくなるのです。
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