お客が“入ろう”と思うお店


どのようなお店づくりが、お客は“入ろう”と思うのか?そもそも
暇だと嘆く美容室に限って、全く努力もしていません。どんなお店
が忙しいのか?ということを研究どころか、関心もなかったりしま
す。残念なことに。


お客が“入ろう”と思うお店とは?みたいな話になると、決まって
出てくるのが、どこに出店するかという「場所」の問題です。

結論から言うと、個人経営の美容室に限って言えば、特にこだわる
必要はありません


出店場所を特別意識するならば、美容業界であれば、低価格チェー
ン店の美容室、ヘアカラー専門店です。

こちらは、とにかく新規客が命なので、人が沢山集まる場所に限り
ます。

ヘアカラー専門店は、大型のショッピングモールに出店しないと全
く意味がありません。

路面店にこだわるヘアカラー専門店は、売り上げは、イマイチなの
です(FC展開する社長さんに教えてもらいました)。

他の業種でも、企業ならば経営戦略や市場調査が必要になるかと思
います。

ですが、個人経営の美容室では、もう一度書きますが、場所にこだ
わらなくていいのです。

場所にこだわるよりも、「お客が“入ろう”と思うお店」を考え、
“いかにお客の視点に立って考えるか”が大切なのです



つまり、「場所にこだわるより、徹底的にお客の目線になる」とい
うことなのです。


どうせお店をやるならば、お客がわざわざ探してくるようなお店に
していかなければなりません


今、スマホ片手にお店の場所を探す人は、珍しくはありませんが、
スマホがあろうとなかろうと、場所を探したくなるというお客の心
理は、今も昔も変わらないのです。

お客というものは、場所がどこであろうと、ウワサを嗅ぎ付け、口
コミを頼りに、いいお店には行きたくなるものです



ところが、殆どの美容室が、お客目線ではなくて、自分目線、つま
りエゴ目線です


自分なりには、お客目線に“立っているつもり”ですが、自分に合
わせているだけです。


では、お客目線になるとは、どういうことか?

一人一人のお客を徹底的に大事にするということです。


大事にするとは、お客の要望・希望に応えることです。

たとえば、美容室でスタイルブックを出されて、この通りのスタイ
ルになるとは、お客は思っていません(美容師は気づてない)。

そこで、躍起になって技術を施しても、お客が納得しなければ、全
く意味がありません。


黙って技術をやるより、お客に「一言添える」ことが大事なのです。

どういうことかと言うと、「このスタイル通りには、確かに難しい
ですが、80~90%近づくことが出来ます
」と一言添えるのです


何事でもそうですが、“一言付け加える”ことが大事なのです。

失敗するのは、技術よりもコミュニケーション不足なのです。


人と人との付き合い方の問題であり、人間のコミュニケーションが
価値そのものなのです。


結局は、よく言われるように、お客が“入ろう”と思うお店とは

「ヒト → モノ → カネ」

の考え方であり、お店を出す“ヒト”の問題なのです。


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経営者の目線とお客目線の両方から、時代に合わせた適格なアドバ
イスが書かれてあり、なんらかのお店を営業されている方には、お
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