何がその人の「力」を決定するのか


営業マンにも美容室にも飲食店にもクレームは出るものです。その
対処の仕方にこそ、その人、そのお店の力量が試されるもの。です
が、直接、クレームが来る場合は、結果として、お客は残り、失客
はしないものなのです。


だから、直接お客からクレームを言われる場合はいいのです。

とはいえ、クレームを言われないのがいちばんいいことに間違いは
ありません。

ですから、クレームを言われたならば、受け入れて、変えていく必
要があります。

問題は、お客がクレームを直接言わない場合、失客するということ
です。これこそが、売り上げが上がらない原因なのです



お客が言う言わないに関係なく、クレームは何故発生するのか?

これは、“今までの事が原因”だったりします。

今までの事とは、付き合い方のことです。つまり接客とかです。


美容室の場合、新規客が来店しているにもかかわらず、売り上げが
上がらないのは、失客しているからです。

売り上げは、実力以上の力(数字)は出ません

やはり、実力がなければ、売り上げを上げることも、維持すること
もできないのです。


何が、その実力という“力”を決定しているのか?

当たり前ですが、その「人」です。

その「人」の何が問題なのか?

人付き合いの在り方が問題なのです


営業にしろ、美容室にしろ、結局は、人対人の付き合い方が全てで
す。他は、何もありません


システムがどうとか、仕組みが素晴らしいだとか、あくまでも、そ
の素晴らしいシステム、仕組みを扱う「人」の問題です。


商売は、あくまでも「人」を相手にします。もっと言えば、人の心
理を相手にしています。

自分中心では、商売がうまくいくことはありえません。

どんなに素晴らしい商品でも、その商品を使ってくれる(買ってく
れる)人がいてこそ、初めて成り立ちます。

となると、徹底的に自分という人間を見つめなければなりません。


私が新人営業マンだったころは、上司に色んなことを教えてもらい
ました。

注意されること、怒られること、励まされること、アドバイスをも
らうこと・・・

仕事をやる上で、「言われるうちが花」(この言葉が果たして本当
かどうかは、この祭置いておきます)と言います。

あの人に何を言っても無駄だから・・・

となるのは、やはり“まずい”ことだと思うのです。

まあ、これがクレームを言わないで失客するお客心理でしょう。

営業マンにしろ美容室のオーナーにしろ言えることは、「言うべき
事を言ってくれる人が身近にいますか?」です。

つまり、「お客の声が届いていますか?」ということです。

お客の声なき声が聞き取れるかどうかなのです


言われることが嫌ならば、自分で自分を見つめればいいだけのこと
です。ですが、私の経験上、これが出来る人は極々一部の人間のみ
です。

自分の周りに言うべき事を言ってくれる人が、いるかどうかは、凄
く大事なことで、「との付き合い方が、その人物の人生を決定
するといっても過言ではありません



「人」と付き合っているという自覚を持つことです。


お金持ちな「人」、有名な「人」と言う意味ではなく、お金持ち、
有名という先入観から入らず、その「人」と付き合っていくという
ことです。

色眼鏡で見てしまうと、本質は何も見えなくなります


堀江貴文さん「僕たちはもう働かなくていい」

僕たちはもう働かなくていい(小学館新書)



堀江貴文さんも言うように、「人間のコミュニケーションが価値そ
のものであるような仕事
」にこそ、今後価値が出てくる。

コミュニケーションを廃した仕事は、自動化・機械化が進み、わざ
わざ人がやる必要はなくなるのです。

だからこそ、人と人との付き合い方が、益々大事になってくると思
うのです。


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