新しい時代の商売の在り方


今日で「平成」という時代が終わります。明日から元号が「令和」
に改められます。平成時代の日本は、バブルが崩壊し、1997年から
デフレに突入し、約20年はGDPもほぼ横ばい状態が続いており、経
済状況は、イマイチ感は拭えません。


新しい「令和」という時代の経済がどのように進んでいくのかは、
私にはわかりません。

ただ、経済というか、商売を進める上で、しかも生きていく上でも、
これから外せないキーワードが三つあると思うのです。

 ・コミュニケーション
 ・コミュニティ
 ・努力(没頭する、ハマる)


以上の三つが「令和」時代には外せないと思っています。


努力は、やはり当たり前の事で、この至極当たり前の事を圧倒的な
エネルギーでやり続けるということです


大事なことは、他人から言われたことならば、絶対に物事は継続し
ませんし努力もしません。

他人から強制的にやらされることは続きません。自分で自発的に行
動したものであれば継続するし、結果も出ます。

自分で考えた目標には、価値があります。その価値を知っているの
もその本人なのです。

物事の上達する秘訣が仮にあるとすれば、毎日淡々と努力・継続す
るしかない
のです。

努力は、日々、感情抜きで淡々とやるのみです。


続く、「コミュニケーション」と「コミュニティ」は、私には、上
手く説明することが出来ないので、ちょっと人の手を借りようと思
います。

まず、「コミュニケーション」は、堀江貴文さんの「僕たちはもう
働かなくていい」を、続く、「コミュニティ」は、前田裕二さんの
「人生の勝算」から私の気持ちを代弁してくれる部分を抜粋したい
と思います。

ちなみにこの二冊は、必読です。


自動運転技術、電子決済、ネット通販、シェアリングエコノミーの
普及など、AIの技術が関わっていて、社会のインフラが急速に変化
してきています。

となると、働き方も変われば、働く人に求められるものも、これか
らどんどん変わっていくはずです。

今まで通用してきたから、これからも通用するということはなくて、
時代は常に変化をしている。

では、これからの仕事の在り方についてどうなるのか?



「僕たちはもう働かなくていい」より、以下に引用します。

『テクノロジーは決して、人々の仕事を奪うものではない。

 AIやロボットも同様だ。彼らは、むしろ人に新しい仕事を増やし
 ていくものと考えていい。

 彼らをケアするための新しい学問が生まれ、システム従事者やメ
 ンテナンス技師、AIアプリ開発の仕事は、慢性的に人が足りない
 状態になる。

 また多く人間にとって「面倒くさい」仕事をAIやロボットが引き
 受けてくれるというなら、「面倒くさくない楽しい」仕事は、グ
 ッと増えていくはずだ。

 具体的には、人間のコミュニケーションが価値そのものであるよ
 うな仕事だ


 ソムリエやパティシエ、カリスマ家電販売員やBOOKキュレータ
 ー、カウンセラーなどの需要はますます高まるだろう。

 マッサージ師や美容師、パフォーマンスで見せるアーティストや
 お笑い芸人、タレントの活躍の場も増える。

 AIロボットが社会進出を果たしていったとき、私たちは、人にし
 かできないものは何か?という根源的な問いを突き付けられるこ
 とになる
。』

以上引用。

人間にしか出来ないものは何か?

私も、「コミュニケーション」だと思います。

単純な作業や労働は、機械に置き換えやすいわけですから、事務処
理なんかは、今後益々、自動化・機械化が進むことでしょう。


堀江貴文さんも言うように、「人間のコミュニケーションが価値そ
のものであるような仕事」にこそ価値が出てくるはずです。

コミュニケーションを廃した仕事は、自動化・機械化が進み、わざ
わざ人がやる必要はなくなるのです



さて「マッサージ師や美容師、パフォーマンスで見せるアーティス
トやお笑い芸人、タレントの活躍の場も増える」とありました。

では、コミュニケーションのみを磨けば、全てうまくいくかと言え
ば、それだけでは不十分だと思うのです。

そこには、「コミュニティ」が必要だということです。


コミュニティの必要性というか価値を説いているのが、前田裕二さ
んの「人生の勝算」です。



「人生の勝算」より、以下に引用します。

『この魔法によって生みだされるのが、「コミュニティ」と呼ばれ
 る、絆の集合体です。

 コミュニティ形成は、これから、どんな種類のビジネスにおいて
 も、外せない鍵になると思っています。理由は二つあります。

 第一に、コミュニティには、現代人が価値を感じる要素が詰まっ
 ている
からです。

 表層的なコンテンツ価値以上に、絆、すなわち、心への強い紐付
 きや、裏側にあるストーリーに価値を感じて人が消費する
ことは、
 前述の弾き語りの事例でお伝えした通りです。

 そして、売上・収益が、人がどれだけの価値を感じたかを表す指
 標であることを考えれば、自らのビジネスの周辺にどれだけ濃い
 絆・コミュニティを形成できるかは、ビジネスの成功を語る上で、
 決して無視できない要素
になるはずです。

 第二に、絆やコミュニティ作りの成功において、先天的な要因は
 ほとんど関係がないからです。

 コミュニティの成功に影響を与える最大変数は、後天的な努力の
 絶対量です
。これが、限られた誰かに与えられた才能や特権であ
 るなら、話は違います。

 しかし、正しい方法論で十分量のアクションを踏めば、誰もが良
 質な絆とコミュニティを生み出すことができて、その結果、現代
 に沿ったスタイルビジネスを加速させることができます


 しかもこれは、アーティストや音楽、エンタメ分野に限ったこと
 ではなく、あらゆるビジネスにおいて適用でき、価値を増幅させ
 得ます。

 この、「後天的な努力によって、頑張った人が報われる」という
 世界観は、SHOWROOMのビジョンにも通じています。』

以上引用。


あらゆる人が、後天的な努力や熱量によって自らの周辺に絆を生み、
それら絆が集まりコミュニティになる。

そして、コミュニティを築くには、人との接し方、人付き合い、人
当たりのセンス、つまりコミュニケーションが肝となる


そして、コミュニケーションとコミュニティを成立させるには、個
人の圧倒的な努力が必要不可欠
ということです。


新しい「令和」という時代も、楽しくやっていきましょう。


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