ヤルベキ事を出す
元号も平成から令和に変わり、10連休も終わりました。本日から仕
事の方も多いかと思います。長い人で10日間休みがあったわけで、
いきなりの仕事は意外に、はかどらないものです。連休明けは、い
きなり仕事に手を付けるのではなく、一旦気持ちを落ち着かせ、整
理整頓して仕事に臨むべきではないかと思います。
ビジネスマンならば誰でもやっていることかと思いますが、私は必
ず「その日のヤルベキ事」を書き出します。
かっこよく言えば、「to doリストを出す」でしょうか?
このヤルベキ事は、仕事が出来る人ほど多いものです。それだけ気
づきがあるわけです。
仕事が出来ない人ほど、何も出てきません。
同じ仕事をしていも、気づきが多い人とそうでない人がいる。
その差が、仕事が出来る出来ないを決めているようなものです。
ヤルベキ事を出すだけでも実は仕事なわけです。
ただ間違ってならないのは、これは事務処理のような作業中心のよ
うなものを言っているのではありません。
処理はあくまでも処理です。
ここで言っているヤルベキ事は、伸ばすためのものです。
何を伸ばすかと言えば、自分であり、会社であり、取引先であり、
自分を含むすべてです。
その日、営業で回るならば(私の場合は美容室を回る)、美容室一
軒一軒に対して、ヤルベキ事を考えねばなりません。
これって、ごく当たり前のことかもしれませんが、営業で回る人間
ならばわかると思いますが、この当たり前の事をやってない人が多
いはずです。
美容メーカーやディーラーに多くの営業マンがいるわけで、もちろ
んそこには、トップセールスとダメセールスが存在します。
営業という行為そのものは、トップだろうとダメだとうと同じ。
先程も書きましたが、一軒一軒の美容室に対しての「気づき」が全
く違うわけです。
営業で成績を上げようとすれば、相手が何を欲しがっているか、逆
に何を欲しがっていないかを探らなければなりません。
そのために大事な事が、「コミュニケーション」だと思うのです。
つまりは、人当たりだったり、人付き合いです。
相手が何を欲しがっているかを徹底的に探る必要がある。
自分の持っている情報をただ伝えるのでは、意味がありません。
まず、何より徹底的に相手の欲しがっているものが何かを察知する
ことで、自分の持っている武器(情報)が初めて役立つのです。
ここで武器(情報)が出てきました。
ということは、日頃からの情報収集を欠かしてはならないのです。
誰だって、新聞やネットはチェックします。現在は情報が非常に溢
れています。
情報収集しただけでは何の役にも立ちません。ですが、その情報収
集に差があるとすれば、質よりも量だと私は思うのです。
圧倒的な情報の量を持ち、それを相手の状態・状況に合わせて出し
ていくのが営業マンのあるべき姿です。
そうなってくると、ヤルベキ事は無限に存在します。
トップセールスとダメセールスでは、一見すると何も違いがあるよ
うには見えません。
ですが、それは情報一つとっても「量」が違ったり、同じ情報に対
しても「自分の考えを持っている」事だったり、物事に対する思考
の「深さ」だったりするのです。
特別な事をやっているのではなく、ごく当たり前の事を圧倒的なエ
ネルギーでやり続けているだけなのです。
「ヤルベキ事を出す」という、極々当たり前の事ですが、そこに違
いが出てくるのは、日々圧倒的なエネルギーを持って取り組んでい
いるかどうかなです。
連休明け、まず「ヤルベキ事」を整理してみてはどうでしょうか?
堀江貴文さんの新刊「疑う力」です。オススメです。
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