成功者の下積みに意識を向ける
成功者は「常に目標について考えている」と言います。だから、目
標を達成できる。「何かについて長い間考え続けると、問題を解決
して課題を成し遂げる創造的な方法を生み出すことができる」と我
社の社長から教えてもらいました。
万有引力の法則を発見した天才物理学者ニュートンは、ご存知です
よね?
物理学を多少でも勉強した方なら誰でも知っていることでしょう。
有名な逸話として、万有引力の法則に関して、「庭にあるリンゴの
木からリンゴが落ちるのを見て万有引力を思いついた」を思い出す
人も多いでしょう。
実のところは、私にはよくわかりません。
ですが、何の本で読んだかは忘れまてしまいましたが、かつてニュ
ートンは「重力をどうやって発見したか?」との問いに、「そのこ
とばかり考えていたからだ」と答えているそうなのです。
ほとんどの成功者は「成功するまでに何年もの下積み期間があった」
と言います。
先日のホリエモンのロケット打ち上げ成功もしかりですね。
堀江さんのロケット事業は、何年も前から手掛けていて、ようやく
一つの結果が出たということ。
刑務所の中からであろうが、開発資金の調達およびPRに走り回り、
度重なる打ち上げ失敗にも負けず諦めず、熱意をもって毎日毎日取
り組んだ。まさに長い下積み期間があったわけです。
結果として、ロケット打ち上げ成功。
しかし、そういうこと(下積み)に意識を向ける人はあまりいませ
ん。結果として成功を治めたのを自分の目で確認すると、やっと下
積みに意識を向けます。
失敗続きのときなど、誰も見向きはしませんから。
その時々で世の中に登場する成功者を見るにつけ、「この人も苦労
したんだねぇ~」と言うだけの人がどれほど多いことか・・・
ほとんどの人は、成功者が一夜にして成功したと信じ込んで(思い
込んで)いるからではないかと私は思います。
誰もが一夜にして成功したいと勘違いしているわけです。
どんな才能のある人間でも成功するにはある程度の時間がかかるも
のです(多分、自分に才能がないのでわかりませんが)。
様々な分野で、成功者と言われる人の今だけを見ても、見えるのは
積み上げてきたものによる成功というか成績というか成果とういう
か・・・
それよりも、今の成功に到るまでの過程に目を向けるべきです。
とんでもない苦労や努力をしているものです。そして、常に目標を
意識して前に進むことができた人です。成功者は。
さて、髙田明さん初の自伝「伝えることから始めよう」では、それ
こそ彼が何を思い何を考え、そしてどのように行動を積み重ねてき
たかが克明に書かれてあります。
成功者の下積みに意識を向けられる最適な一冊です。
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