科学リテラシーを上げろ
今回も堀江貴文さんのYouTubeチェンネルより、ドラゴン堀江でも共
演した予備校のノリで学ぶ大学の数学・物理講師のたくみさんをゲ
ストに呼んで実施したHIUのトークイベントの動画を取り上げます。
まずは、その動画、以下になります。
堀江の知識量に驚き!?ヨビノリたくみと教育を熱く語る
【HIUトークイベント】
https://youtu.be/OBUHMCDlK98
動画の中から印象に残ったコメントを紹介します。
【堀江貴文さんのコメント】
「(科学を知らないと)全て通じないよな」
「精製塩が体に悪いみたいなことを言い出して・・」
「自然界には片方の型しか作られない」
「工業的に造ると両方とも半々で出来てしまう」
「味の素のグルタミン酸ナトリウムはサトウキビの廃糖蜜から作ら
れている」
「実はオーガニック」
「科学・生物・医療系のベンチャー企業に投資する時に知識として
使う」
「勉強しているのになんで知らないんだろうね?!」
【たくみさんのコメント】
「物理で知ってほしいってことってたくさんありますよね」
「科学を知ってたら同じ」
「塩化ナトリウムは塩化ナトリウム」
「科学リテラシーをあまりメディアでは見ないですよね」
「受験レベルの知識をほとんどクリアしている」
「興味がない層にも分かるような全体のリテラシーが上がる方法」
「本当に興味がない人を活字で100まで持っていくのは無理」
「勉強してないんですよ」
「普通の高校で授業をやられているぐらいじゃ何も知識は残ってな
い」
「普通の人は中学・高校の内容はほとんど飛んでいる」
「興味がない!知らなくても生活できるし生きていけるから」
というように、科学リテラシーを持つことの重要性を説いている印
象を受けました。
美容業界でも多いのですが、基礎的な高校の物理・科学・生物を理
解していない人間があまりにも多い。
当然、美容室は、美容メーカーにいいようにカモにされています。
ですが、当の本人は全く気づいていない。それどころか、美容メー
カー、ディーラーの営業マンから、「先生、先生」と言われて、自
分は凄く分かっていると勘違いしてしまっている始末。
まったく意味のないものを信じきってしまっています。
たとえば、pH(ペーハー)、つまり水素イオン濃度のことですが、
まったく意味わからずに使っていたりします。
科学を普通に理解している人からすると、理解できないかもしれま
せんが、美容業界では、酸化、還元、そして、酸性、アルカリ性が
ゴチャゴチャになっています。
ゴチャゴチャというより、言葉だけの世界です。
pHで語られるのが、酸性、アルカリ性だと知らない人がほとんど
です。
そのくせ、シャンプーは弱酸性がいいだの、髪の毛のpHはどうだ
のと言います。
とくに酷いのが、パーマ液とアルカリ性の関係性の誤認識です。
パーマ液は、パーマをかけるのと同時に髪の毛を溶かします。
その溶かす化学物質が髪にダメージを与えます。
その化学物質が髪の毛を傷ませる原因なのですが、何故か美容業界
ではそうはなっていない。
どうなっているのかというと、「パーマ液はアルカリ性、だから、
アルカリが髪の毛によくない」となっているのです。
これが転じて美容業界では、「アルカリはよくないもの」なんです。
それを信じている美容室は、「酸性パーマ」なるものをやっていま
す。もはや理解不能です。
ですから、今回のこの動画は、非常に納得であり、ほんとそうだよ
なと思うことばかりです。
あまり言いたくありませんが、やはり基礎知識・教養は必要です。
基礎知識・教養とは何かというと、高校の教科書レベルの知識・教
養を指します。
最低限の基礎知識・教養を身に付けていないと、理解できるものも
理解できません。
理解力といいますが、理解力の土台をつくるための基礎知識・教養
を身に付ける必要があるのです。
世の中には、基礎的な知識・教養がなくては理解できない情報がた
くさんあります。
新聞一つとってみても、高校の教科書レベルの知識・教養があるの
とないのとでは、理解のレベルもスピードも大きく異なります。
あえて比べる必要はないのですが、美容業界は、他の業界と比べて
も基礎知識・教養が身に付いていません。
パーマ液の成分は知りたがりますが、成分の性質や特徴をじっくり
勉強することを嫌います。
本来であれば、勉強すべきことを後回しにした“ツケ”が、今の美
容業界の厳しい現状を招いているとしか思えません。
しっかりと、美容室と一緒に勉強していこうと思っています。
堀江貴文さん「多動力」
たくみ先生「難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教
えてください!」
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