ツイッターにみるリテラシーの差
前日の記事「科学リテラシーを上げろ」でも取り上げた、堀江の知
識量に驚き!?ヨビノリたくみと教育を熱く語る【HIUトークイベ
ント】の動画が私的には大変参考になり、その感想をツイートして
みたのですが・・・
動画をご覧になってない方のために、その動画をどうぞ。
堀江の知識量に驚き!?ヨビノリたくみと教育を熱く語る
【HIUトークイベント】
https://youtu.be/OBUHMCDlK98
そして、この動画を見た感想を私は、以下のツイートをしました。
味の素のグルタミン酸ナトリウムはサトウキビの廃糖蜜から作られている!
— arusara (@arusara_jp) 2019年5月29日
実はオーガニック!
知らない人多すぎ。滅茶苦茶面白い動画でした。@takapon_jp https://t.co/w9CoJ7Vk15
すると運よく?、堀江貴文さんからRTされました。
当然、あり得ないくらいに、インプレッションが増えて普段は見な
い人の目に触れる事となります。
すると、以下のような返信ツイートが来ました。
農家です。しかしブラジル産のサトウキビが主原料ではないですかね?
— ロン毛ワールド杯(ろんげーわいんはうす (@oreoreeeee) 2019年5月30日
ブラジルは砂糖のシェア40%を超えていてさらに2018年にはシェアを伸ばす目的もあり遺伝子組み換えサトウキビを主力にする事に政府で踏み切りました。
ブラジルのサトウキビで作られた調味料はオーガニックと言えますかね?
遺伝子組み換えの種により栽培されたものは、ラウンドアップを使
用するので、農薬にさらされているので、オーガニックと言えるの
かという指摘みたいです。
すると、この反応に、堀江さんが以下のツイート。
笑。遺伝子組み換えだろうがなかろうが変わらんだろ。そもそも遺伝子組み換えは自然界で頻繁に起きてる現象だろが。ちゃんと勉強しろ。 https://t.co/uFc0yZSyoL
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2019年5月30日
これって、私は目から鱗でした。
何故なら、人工的か自然発生的でも遺伝子の組み換え自体は同じこ
とだからです。
どうも、同じような事でも多くの人間は、人工的な部分に過敏に反
応するようです。
とくに根拠はないけど、なんとなく怖いみたいな・・・
すると、先ほどの方が、返信ツイート。
なんでそんなに攻撃的なんでしょうか?オーガニックと言いましたよね?オーガニックとどうしたら言えるのかを勉強して下さい笑 pic.twitter.com/JFKggSzR8y
— ロン毛ワールド杯(ろんげーわいんはうす (@oreoreeeee) 2019年5月30日
どうやら、この方は、「オーガニック」の部分が気になる様子。
すると、またもやこのツイートに堀江さんが反応。
辞書で「オーガニック」の意味調べてみろ。お前らの勝手な狭苦しい「オーガニック」の思い込みと随分違うから。 https://t.co/FbuqZicZoD
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2019年5月30日
これに対しまたも、先ほどの方から返信ツイート。
農家です。調べるも何も日々勉強してますけど?じゃあなんで味の素に有機JASマークないんですか?あとなんでそんなカリカリしてるのですか?著名人と農業の事を語れて嬉しいです
— ロン毛ワールド杯(ろんげーわいんはうす (@oreoreeeee) 2019年5月30日
以上でこのやり取りは終息しました。
このやり取りから、どうやら問題は、「リテラシーの差」のような
気がしました。
そもそも、返信した方は動画見たのかな?
堀江さんが言っているのは、ご自身が勉強したり調べたりしたとこ
ろの見解であるのに対し、農家の方は、「JASマーク」を基準に言
っている様子(あくまで私の見解)。
どうも話が、かみ合わないはずです。
堀江さんの「お前らの勝手な狭苦しい「オーガニック」の思い込み
と随分違うから」にすべてが物語っています。
それはそうと、オーガニックですが、実際のところどうなんでしょ
うか?
津川友介さん「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
より、探ってみようと思います。
以下に引用します。
オーガニック食材とは、いわゆる有機栽培によって生産された食材
のことである。
国によって「オーガニック」と名乗るための条件は若干異なるもの
の、オーガニックとは一般的には、農作物に関して化学肥料や化学
農薬を使わないもの、家畜に関しては抗生剤や成長ホルモンをでき
るだけ使わない方法で作られたもののことを指す。
日本においては、有機農作物と有機農作物加工品を「オーガニック」
として表示、販売する場合には、生産者や加工業者は、登録認定機
関の検査・認証を受け、有機JASマークを付けることが義務づけら
れている。
2012年にスタンフォード大学の研究者たちがオーガニック食材の健
康への影響に関するエビデンスをまとめて総説論文として発表した。
以下のような結論に至った。
オーガニック食材は一般の食材と比べて、①栄養価は変わらない、
②残留農薬は若干少ない(しかし一般の食材でも農薬の量は許容範
囲内)、③冬場の肉に関しては食中毒を起こすリスクが高い、とま
とめることができる。
2016年には欧州議会によって招集された調査チームによってオーガ
ニック食材が人間の健康にどのようなメリットがあるか研究された
が、ほぼ同様の結果が得られた。
以上引用。
「オーガニック食材は健康に良いのか?」に対して、結論としては、
「過剰に反応する必要はない」ということです。
ある機関が設定している条件を満たすものを「オーガニック」とす
るならば、オーガニックと呼べないものばかりでしょう。
今回のやり取りでは、突っ込んで調べる、考える人の差が出ている
と思いました。
時として、思い込みや常識に縛られることは危険な事です。
堀江貴文さん「疑う力」
津川友介さん「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」
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