生き残る人と淘汰される人の違いとは?
医療業界の営業(MR)について、堀江貴文さんのYouTubeチェンネルで
取り上げていましたので紹介したいと思います。動画自体は、2016年
10月15日公開なのですが、今年に入ってからの労働環境の変化を予測
するかのような内容になっています。
その動画ですが、以下になります。
生き残る人と淘汰される人の違いとは?堀江が医療業界を語る
https://youtu.be/OiPZquHPn9I
(質問)
現在製薬会社で営業(MR)として働いている者です。現在4年目です
が、MRは他の業種と比べて労力の割に給料が高く(4年目で700万
近い)少々いびつな部分がある職業だと感じております。ところが
近年ITの発展に伴いMRは人員削減が行われており、アメリカでは
すでにMRの数がピーク時の3割程度まで減っていると聞きます。
接待の禁止や医薬品開発の高度化長期化などがあり、MRもという
職業は大きく変化していくように感じております。堀江さんは製薬
会社やMRは今後どのように変化していくとお考えでしょうか?ご
回答よろしくお願いいたします。
(堀江さんの答え)
また、一冊本が書けるみたいな質問して・・・(呆)
なのでざっくり答えます。
MRはぶっちゃけ必要ないので、長期的にはなくなる方向でしょう。
製薬会社は治験やスクリーニングに革命が起きる可能性もあるし、
例えばDDS(ドラッグデリバリーシステム)で細胞内部にmicroRNAを
送り込み細胞自体をマイクロ製薬工場にしてしまうなんていう技術
が実用化されたら、製薬会社そのものがガラガラポンになる可能性
がある。
それは何年後に来るかはわからないし、そういう時代になったらど
うなるかまでは予測できない。
動画の中から印象に残った堀江さんのコメントを紹介します。
「MRと普通の営業の違いは?医者専門の営業(接待漬けにする)」
「処方薬はものすごく高い」
「患者が払っている治療費の10倍位の規模の予算がある」
「この予算にMRの(医者に)付け入るスキ(接待)があった」
「業界全体で自粛する話になって・・・今高級弁当屋が繁盛してい
る」
「こういう質問してくる人の給料はなくなってくる」
「専門的知識を持ったMRは医師側から必要とされる」
「ただ売っていますというMRは淘汰される」
堀江さん曰く「製薬会社の営業(MR)はぶっちゃけ必要ないので、長
期的にはなくなる方向でしょう」とのこと。
私自身も当ブログで度々書いてきましたが、美容メーカー、ディー
ラーの営業マンも必要なくなります。
職種によって営業が違うことはないはずです。この動画を見て確信
しましたが、医療業界の営業マンでも同じなんだと。
つまり「ただ売っていますというMRは淘汰される」ということ。
逆に、どんな営業なら今後も生き残っていけるのか?
そのヒントというより答えそのものになりますが、コメントにもあ
った、「専門的知識を持った営業(MR)は医師側から必要とされる」
ということです。
どこにいても必要とされるのは「希少価値」のある人材です。
慢性的な人手不足がおこる職種では、自動化・機械化が進み、人が
やっていた仕事も機械に置き換わっていきます。
働き方も変われば、働く人に求められるものも、これからドンドン
変わっていきます。
ところが、人間は変化を嫌います。
たとえ最悪の生活であれ、人間は、その状態が長く続くと、慣れて
しまうものです。そして、その状態が当たり前になる。
生活に限らず仕事もそうで、サラリーマンをやっていると、いつし
か会社人間となり、会社が全てになります。
その会社が未来永劫続くような錯覚に陥る。
しかも、会社の状態が危険とわかっていても、そのままズルズルと
なってしまう。
最悪の結果、その会社が潰れるか、もしくはリストラされるか。
今までの考え方や価値観が、益々通用しなくなるわけです。
代替可能な仕事、替えがきく人間は、これから価値がなくなってい
くことでしょう。
結論としては、「希少価値」のある替えがきかない人材になるしか
ありません。
これからの時代、「人間のコミュニケーションが価値そのもである
ような仕事」にこそ価値が出てくるのです。
コミュニケーションを廃した仕事は、自動化・機械化が進み、わざ
わざ人がやる必要はなくなる。
新しい時代の商売にしろ営業にしろ、今まで以上にモノやサービス
を利用するお客の目線や立場にどれだけ立てるか?
堀江さんの「僕たちはもう働かなくていい」を読めば、もっと本日
の内容が具体的に分かると思います。
堀江貴文さん「僕たちはもう働かなくていい」
【関連記事】
「サラリーマンでも稼ぐ意識をもつ」
「お客の目線や立場にどれだけ立てるか?」
コメント