どんなに良い商品でも売れない


私が現在の会社に営業マンとして入社したとき、本日のタイトルの
「どんなに良い商品でも売れない」を営業マンとしての心構えとし
て教わりました。今ではその意味も理解できるようになりましたが、
その当時は全く意味が理解できませんでした。


自分の会社の商品について一通り説明を聞いて、早速、営業マンと
して美容室を回るようになりました。

手前味噌ではありますが、商品の説明を聞いたときには、「これを
美容室で使わない理由が見当たらない」と思いました


そして、説明を聞いてくれれば、誰だって使ってくれるし、購入し
てくれると確信していました。

ところが、実際に営業で回ってみると・・・


散々でした。何にも出来ませんでした。
まったく相手にしてもらえませんでした。

いざ、話を聞いてもらっても、「そんなの既にやっている」「古い
よね」「結果でないでしょ」「そんなに凄いのに何でどこもやって
ないの?」「宗教でしょ?」等々


断りの連続でした


こちらがどれだけ、凄い、素晴らしい商品と思ってもその価値が相
手に伝わらなければ、全く意味がありません


商品の前にその商品を売り込む“人”が何者なのかが、決定的に大
事なこと
なのです。

商品力や技術力がどんなに良くても、それを売り込む営業力が必要
なのです。


営業は、モノを売る前に、まず「自分を売れ」といいます。

商売というものは、「モノを売って利益をだすこと」そして、モノ
を売るためには、営業をしなければなりません



しかし、殆どの人間が、「いいモノをつくってさえいれば、人は勝
手に集まってきてモノが売れる」と、本気で思い込んでしまってい
のです



どんなに、いい仕事ができる能力を持っていたとしても、その能力
を売り込むことができなければ、何も価値は生み出せません



なので、「自分を売れ」ということは、凄く大事なことなのです。

モノやサービスが、勝手に売れていくことは、ありません。

それを、売る”人”が必ず存在します。


売るべき商品の価値を、自分以外の人に伝えてこそ、やっとその商
品の良さというものが、伝わるのです


つまり、自分を売り込むという「営業力」が不可欠なのです。


営業とはちょっと違うのですが、今回も堀江貴文さんのYouTubeチェ
ンネルより、書籍の販売促進について取り上げていましたので紹介
したいと思います。


その動画ですが、以下になります。

堀江貴文のQ&A「努力を怠るな!!」



https://youtu.be/Ytz-JYZDEck


(質問)
書籍の販売促進についての質問です。先月末から「○○著」でビジ
ネス書の販売を始めました。初版は3000部。法に関する本です。平
積みしていただける書店も多く、期待していたのですが、どうにも
売れ行きがイマヒトツのようです(お店を何度か覗きました。アマ
ゾンランキングも伸びません)堀江さんからのアドバイスに従い、
ストーリーズやニュースピックなども始めましたが、アクセス数に
伸び悩んでいます。また書店への直接営業も始め、順調に注文は頂
けるのですが、書店で売れるかどうかの根本的な課題とは、無関係
なんじゃないかと最近思い始めました。現在はメディアへの献本な
ど、やれる策は全て試しながら、カッコ悪く足掻いています。
もし堀江さんならこのような状況で、どのような販売促進をされま
すか?ご教授お願いします。


(堀江さんの答え)
本屋を回って「著者です」って言って、サイン色紙とか自家製pop
とか置いて回るとか
書店員さんにウザがられない範囲でアピールするとか・・・。



動画の中から印象に残ったコメントを紹介します。


売れない著者ほど(営業を)やらない

(営業で)100軒以上(書店を)回った

「1回まわると新刊の時に便宜を図ってもらえる」

百田さんとか何千軒というレベルで書店を回っているはず

「売れていない時から努力することが重要」

(著者が)店頭でビラを撒いたり書店に幟とかもっていってたり
 する



この記事を読んで私は以下のツイートをしました。




モノを売るには、営業をしなければなりません。

どんなに良い商品でも、それを売り込むことができなければ、全く
意味がありません。

しかし、殆どの人が「いいモノをつくってさえいれば、人は集まっ
てきてモノが売れる」と思い込んでる。

営業するのみです。



あの堀江さんですら「(営業で)100軒以上(書店を)回った」との
こと。

地道に泥臭く、自分の足を使って営業に行っているわけです。

営業はある種、確率の問題です

つまり、何軒回って、何軒決まるか!?

10軒訪問して1軒決まるなら、100軒回って10軒決める。

1軒訪問して1軒決まるということはあり得ません。

営業で回ってみて「あなたが来るのを待っていたのよ」なんて言わ
れるわけがありません


ところが、実際に営業に回り出すと、殆どの人が「あなたが来るの
を待っていたのよ」があればいいのになぁ~と考えるようになる。

そして、益々、足を運ばなくなる。


出来る営業マンは、単純に足で稼いでいるだけです。

他が10軒回るときに30軒とか平気で回っています。

何も特別なことはありません。

コツコツ地道に営業で回るのみです。



堀江貴文さんの「仕事も人生も娯楽でいい」の中でも「信用を得る
ためには、自分を売り込む「営業力」が不可欠」と説いています。




営業、販売、接客で悩んでいるなら、日本で一番モノを売っていた
であろう髙田明さんの「伝えることから始めよう」を読むことをお
勧めします。

髙田明さん「伝えることから始めよう」




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笑顔

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