やってる“つもり”では結果は出ない
様々な情報やノウハウが溢れる世の中ですから、結局「自分が何を
やりたいか」ということが常に明確でなければ、さして意味があり
ません。つまり、「ヤルベキ事が存在する」ことが大切なのです。
自分に特別やりたいことが何もなければ、どんなビジネス書を読ん
でも、どんなセミナーに行っても、まず何も変わらないでしょう。
逆に言えば、これからの時代は、迷っていない人、ブレナイ人、や
りたいことが明確な人は最強なのかなと思います。
私自身は、「美容室の売上を伸ばすこと」が「ヤルベキ事」です。
そのために、日々勉強会を美容室で行っています。
勉強会において方法論などを教える事よりも重要な事は、いかにヤ
ルベキ具体的な行動目標を持たせるかということです。
結局、これが持てなければ、迷っている状態が続くだけなのです。
しかし、教わっている本人は自分が迷っていることすら気づていま
せん。
だから、いかに「気づかせるか」は超絶に大事なことです。
この迷いをとり、自分自身のヤルベキ事に集中させることが、私の
仕事となります。
教えていてラクだなと思うのは、やはりヤルベキ事が明確な人です。
ヤルベキ事が明確な人は、“一生懸命”を忘れるぐらいに、ただた
だ実践・行動に集中できていて、「コレしかない」とヤルベキ事に
懸けることが出来ます。
そのような状態になると、“しめたもの”です。
これを「没頭」というのでしょう。
この没頭状態であれば、何か詰まる所や破らねばならない壁があっ
たとしても、工夫したり何やらで簡単に破る事が出来ます。
しかも、その壁すらも楽しかったりするものです。
英語のスタディ(study)は、ラテン語のストゥディウム(studium)に
由来します。
その意味は「好奇心をもって没頭する」ということ。
勉強とはそもそも没頭することです。
もちろん、私がやっている勉強会ですが、参加されている方たちは、
自ら進んで参加しているのでしょうが、どうも、「参加することに
意味がある」ようなところが見受けられます。
勉強が好きというより、勉強している自分が好きなのでしょう。
だから、問題・課題があれば、たちまちそれに囚われてしまいます。
本人としては、没頭しているのかもしれませんが、これは単なる没
頭している“つもり”です。
もっと言えば、まだまだ“迷っている”だけです。
様々な事を教わり行動してみても、“つもり”や“迷い”ながらの
実践や行動であるために、中々伸びないのです。
そして、ワザワザ自分で壁を作っていたりします。
では、どのようにすれば、没頭することができるのか?
参考になるのが、堀江貴文さんの「あり金は全部使え」です。
以下に引用。
没頭しろ
自分を没頭に追いこむ、いい方法がある。「己の決めたルールで動
く」ことだ。
趣味でも恋愛でも、ビジネスでも、自らプランを立て、自分のやり
方で実行する。
他人はいろいろ忠告や意見を言ってくるかもしれないが、完全に無
視だ。
「己ルール」を定めて、そのとおりに、気持ちのままに動いていこ
う。
自分のルールで動いていると、工夫の喜びや、達成感が湧いてくる。
思いがけない縁や、新しい展開も、引き寄せるのだ。
以上引用。
他人から押し付けられたことはやりませんが、自分で決めたことは
やるものです。
行動を起こすことに理由はいらないはずです。
成功や失敗に囚われず、そして正解や間違いも考えずに、とにかく
自分の頭で考えて自分で決めたことを淡々とやればいいのです。
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