年に何回美容室に行く?


美容室は、全国津々浦々に存在し、それでいて誰もが行きます。し
かも、再来店もしてくれるし、誰もが1ヶ月や2ヶ月に一回は必ず
行くものです。私から言わせると、この理屈を腹の底から理解して
いるお店は、繁盛店となります。


しかし、黙っていてもお客が来店することに、疑問を持たない美容
室は、なにがなんでも自分のお店のお客になってもらう努力をしま
せん


美容室の場合、来店したお客が再来店してくれれば、売り上げは上
がっていく
のです。

ところが現実はそうはなっていない。


ということで以下の記事です。


年に何回美容院に行く?カラーは当たり前?
2019年上期の美容トレンドから見えてきた、時代の変化


堅実女子のみなさんは、美容室をどんなふうに利用していますか?
年に何回、使う金額はどれぐらい?株式会社リクルートライフスタ
イルが、美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティー
アカデミー」で行なった「美容センサス2019上期」の結果から、令
和のトレンドを見てみましょう。

※15~69歳の男女1万3200人を対象に行った過去1年間における美
容室・理容室に関する実態調査です。


年間利用回数は4.47回

女性の美容室の利用率は86%で、前年とほぼ同じです。30代では前
年比2ポイントのアップで87.4%でした。

年間利用回数は全体で4.47回です。しかし6年前から比べると、
「1回」の人の割合が8.1%(2013年)→ 15.3%(2019年)と増
加していました。


年代別に見てみると……

年代別に見ると、年齢とともに回数が増える傾向がくっきり。

20代:3.81回
30代:3.84回
40代:4.23回
50代:5.06回
60代:6.09回

時間の問題や費用の節約でしょうか?カラーの頻度とも関係ありそ
うですね。


1回あたりの利用金額は6677円

美容室1回あたりの利用金額は、昨年上期と比べて約200円アップ。

年代別に前年比で見てみると、20代~40代の利用金額がアップして
います。

20代:6914円 → 7145円(231円アップ)
30代:7017円 → 7588円(571円アップ)
40代:6472円 → 7027円(555円アップ)

利用金額のアップとあいまって、利用時間も増加傾向です。全体で
は平均89分で前年から横ばいですが、30代、40代は4分長くなって
いました。


30代は半数以上がカラー

みなさん、美容室でどんなメニューを注文していますか。ほとんど
の利用者が「カット」します。当然ですね。次にカラー、トリート
メント、パーマ、ヘットスパ・クリームスパと続きます。パーマ以
外は増加傾向が見られます。

目立つのは「カラー」の増加率です。2015年上期と比べてみますと。

20代:49.0% → 60.1%
30代:47.1% → 57.4%
40代:43.6% → 54.0%

この5年間で20~40代のカラー率が、軒並み5割を超えました。特
に20代は積極的に「カラー」しているようですね。

「現在の30代、40代女性は、10代後半~20代のころからデザインカ
ラーを当たり前のオシャレとして楽しんでいた世代。また、カラー
需要の増加とともに、ケアをする人が増え、トリートメント需要も
増加していると考えられます」(「ホットペッパービューティーア
カデミー」研究員 田中公子)と分析されています。

(後略)


という記事なのですが、美容メーカーの営業マンである私は以下の
ようにツイートしました。







年間利用回数4.47回ってことで、美容室が考えそうな事が、単価
 を上げるか来店周期アップ。まあ、そんなことばかりしたから、
 今の結果なんだけどね。



お客からいくら巻き上げるかばかりで、お客のニーズを満たそう
 としていない。だから、技術の安売りに走る始末。黙っていても
 客が来店するから、何故失客するかに重きを置けない。




美容室経営を進める上でポイントとなるのは、「失客」と「集客」
の考え方をどのように持って展開していくかです


これからとくに、自分の頭を使って「失客」と「集客」をやろうと
考えなければ、「集客」は、ホットペッパーに頼りっぱなしになる

ことでしょう。


黙っていても、お客が来店してくれるので、ヒマな時以外は「失客」
について特に何も考えないのです。


「失客」をさせないためにも、以前に以下の記事を書いています。


提案力を身に付けるには?

提案が上手くいく人とそうでない人の相違とは

美容室に来店する価値を伝える

自分のお店の強みを知る


以上は、「失客」をさせないための、私が考えたヤルベキ事(解決
策)です。

共通しているのが、技術に関する内容が全くないということです。

何故ならば、美容室は技術の差を競争する商売ではないからです。



さて、営業、販売、接客で悩んでいるなら、日本で一番モノを売っ
ていたであろう髙田明さんの「伝えることから始めよう」を読むこ
とをお勧めします。





【関連記事】
美容室を急成長させた集客の工夫とは?

集客と失客は隣り合わせ

技術を競争する商売ではない

コメント

非公開コメント