言い訳をやめる
自分でも気づかないうちに、言っているのが「言い訳」です。言っ
ている本人は意識的なのか無意識的なのかよくわかりませんが、言
い訳を何故言ってしまうのか?それは、自分を守ったり、周りから
良く思われようとしているだけなのです。
堀江貴文さん「本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方」の中
で、「言い訳をやめる」の章があります。
その中で、今すぐやめるべきは、こんな言い訳として
・お金がないから
・時間がないから
・凡人だから、才能がないから
・やり方がわからないから
以上を取り上げています。
私が美容室向けの勉強会において重きを置いているのが、
「分かってからやるのではなく、やってから分かる」
ということです。まあ、至極当然のことです。
ところが、所謂大人になると、これが出来なくなります。
何故かと言うと、大人になると言い訳を覚えるからです。
だからこそ、こちら側としては、出来る限りやる理由を相手に伝え
ていきます。
「いかに相手をヤル気にさせるか」ですね。
良く言えば“慎重”であり、悪く言えば“臆病”な人ほど、分かっ
てからやるという傾向が強いようです。
私も商売だし相手も商売な訳です。だから、慎重になるのも分かり
ます。
ただ問題だと思うのが、勉強会には自分の意志で参加しているにも
関わらず、どこか受動的な態度が見受けられることです。
しかも、なんとなく分かったつもりになってしまっている人が多い
ような気がします。というか、多いです。
簡単に言うと、「頭でっかち」ってやつです。
勉強会には、参加するけども教わったことを中々実践しない。
実践したかなと思ったら、ちょっとやってみて上手くいかなかった
らもうやらない。
すぐに実践をやめてしまう。
ところが本人は、実践した“つもり”になっている。
だから教わったとしても実践が足りないから、何も変わらない。
実践した人の結果を見せつけられると、今度は「あの人は出来る人
だから」とかなんとかいって、自分はやろうとはしない。
とまあ、言い訳ばかりなのです。
いかに教わった事を実践してもらうかが難しいので、実践する内容
を教えるよりも、心構え的な事を教えることが多くなるのです。
そうなると、こちらも、「言い訳はやめるべきです」と勉強会を通
してあの手この手駆使して伝えていきます。
ところが、相手(美容室)からは、「いやぁ~こんな言い訳すら、
もう出てこないんですよねぇ~」・・・
流石に、この言葉を聞いた時には、唖然としました。
その言葉自体が言い訳なのに、それに全く気づいていない!?
いや、実際は気づいているのだと思います。
その証拠に、一対一で言っていくと、“逆ギレ”しますから。
逆ギレするってことは、まだまだ相手にとって、逃げ道があるとい
うことです。
だから、逆ギレする人って、その後は実践したりします。
残念なのが、長続きしないんです。何故なら、実践する動機が自ら
に言い聞かせたものではないから。
他人から押し付けられたものは、長続きはしないもの。
ちょっとでも実践させようと逆ギレをさせるのも一つの方法かもし
れませんが、あまり有効とは言えませんね。
現状を変えたければ、言い訳をやめて行動あるのみです。
言い訳をして行動しないのは、意外と現状に満足しているのです。
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