分かってからやるのではなく、やってから分かる
私が美容室向けの勉強会において重きを置いているのが、「分かっ
てからやるのではなく、やってから分かる」ということです。とい
うか、“私が”というよりも、我社の方針みたいなものです。
ある美容メーカーに勤務する私。
自分の会社の商品を美容室で取り扱ってもらうために、日夜営業し
ています。
商品を取り扱ってもらうのがゴールではなく、扱ってからが本当の
意味でのスタートとなります。
単に商品を扱ってもらうのではなく、それと同時に、美容室に合っ
た営業、技術、スタッフ教育など、ハードもソフトも兼ね備えた、
美容室をいかに伸ばすかを勉強会を通してやっていきます。
簡単にいうと、「美容室をいかに伸ばすか」です。
伸ばすための方法論も確立されており、その内容を実践してもらえ
ば、高い確率で美容室を伸ばすことが出来ます。
ところが、商品は扱うものの、伸ばすための方法論を中々実践して
くれないのです。
なので、実際には、方法論を教えることよりも、「いかに相手をヤ
ル気にさせるか」「いかに行動させるか」の方が遥かに多くの時間
を注ぐことになります。
その中で伝えていくのが、本日のブログのタイトル
「分かってからやるのではなく、やってから分かる」
なのです。
そんな毎日を過ごす私に、面白い記事が飛び込んできました。
西野亮廣さんのブログの記事です。以下になります。
「面白そうなもの」に飛びつく人と、「結果が出たもの」に飛びつ
く人
(前略)
世の中には二種類の人間がいます。
『面白そうなものに飛びつく人』と『結果が出たものに飛びつく人』
です。
『結果が出たものに飛びつく人』は、その文化が目に見える形で結
果を残すまでは懐疑的で、その文化に参加していない(その文化の
ことをよく分かっていない)自分を肯定する為に、その文化を否定
しますが、まもなく、その文化が結果を出し始めると、否定してし
まった過去は無いものとして、シレーッと参加します。
とにもかくにも『結果が出たものに飛びつく人』は、結果が出るま
では頑として動きませんので、どれだけ説明しても無駄です。
そういう人達に理解してもらう為に、やらなきゃいけないことは
「説明」ではなくて、「結果を出すこと」で、今、オンラインサロ
ンオーナーに迫られている問題は、まさにそれだと思います。
そもそも説明から生まれた文化なんて、これまで一度もなくて、ピ
カソも、ディズニーも、王貞治も、サザンオールスターズも、ダウ
ンタウンも……自分達の面白さを懇切丁寧に説明することで世に出
たわけではなく、結果を出し続け、ジワリジワリと賛同者が増えて
きたから世に出たわけです。
「全員に納得してもらってから、さぁ、始めましょう」という順番
がそもそも間違っていて、昨日は、長く続く討論の中で、観覧に来
ていた女子大生が「ガタガタ説明するのダサくないですか?」的な
コメントを発して、彼女が僕の中でのMVPでした。
(後略)
これを読んで私は以下のツイートをしました。
私の美容室勉強会のスタンスは「分かってからやるのではなく、やってから分かる」。美容室は他店がやり出してからやる人ばかり。結果を出すしかない!
— arusara (@arusara_jp) 2019年7月10日
西野亮廣『「面白そうなもの」に飛びつく人と、「結果が出たもの」に飛びつく人』
⇒ https://t.co/DqDhK2MaRN #アメブロ @ameba_officialさんから
『私の美容室勉強会のスタンスは「分かってからやるのではなく、
やってから分かる」。美容室は他店がやり出してからやる人ばか
り。結果を出すしかない!』
言葉の表現は違いますが、言っていることは同じだと感じました。
こんな凄い方でも同じような事を考えているとは、なんとなく嬉し
くもあり、やっている事は同じなんだと思いました。
そして、言葉でいくら説明しても無駄なんだなと、改めて確信しま
した。
だからこそ、「結果を出す」しかないのです。
美容室は、とにかく他と同じものを嫌います。
でも実際は、結果が出ているというよりも、知名度的な基準で商品
を扱っていきます。
言っていることとやっていることが、これ程一致しない業界もない
んじゃないかと思います。
記事を読んで、改めて現在、一緒に勉強してくれているお客さんを
伸ばすことをやっていくしかないのだ痛感しました。
さて、記事にも出てきた「オンラインサロン」について詳しく説明
されているのが、西野亮廣さんの「新世界」です。
オンラインサロンに興味のある方は是非読んでみて下さい。
西野亮廣さんの「新・魔法のコンパス」では、「集客」と「失客」
について説かれてあるので、お店を運営されている方は、絶対に読
むべき一冊です。
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