技術に囚われるな


普段の生活において、調子が悪い時こそプラスに物事を考えること
が大事だとは、誰しも思っているでしょうが、中々そうはいきませ
んね。意外に多いのが、普段の生活に囚われてプラスに物事を考え
ることが出来ない人が多いようです。


物事に囚われ過ぎると、プラスに物事を考えることなど出来るはず
もありません


世間で言われる“成功者”

この成功者に共通するものに「プラス思考」を挙げる人も多いよう
です。

この「プラス思考」とは、その人の内面であり中身、つまり心の部
です。

成功者の真似をするなら、形の部分を真似ることも大事ですが、そ
れ以上に中身、考え方(ここでは「プラス思考」)を真似すること
が大事
だと思うのです。


人間がやることで最も難しいものは何か?


それは、“変わる”ことです


日常の何もない時には、“変わろう”とは考えません。

何か特別な動機のようなものがなければ、変わろうとは考えないも
のです。

自分の調子の良いときなど、“よし変わろう”ってなりますが、こ
れこそが、“変わったつもり”だったりします



では、いつ変わるのかというと、自分の調子の悪いときです。

というより、変わらざるを得ないのです。

営業マンでも美容室でも、数字が悪いならば、何かを変える必要が
あるのです。

何かとは、中身、考え方を変えなければなりません


営業で成績を上げたいなら、美容室をもっと大きくしたいなら、自
分自身を変えなければなりません。


営業であれば、いくらセールストークを変えても意味がありません。

美容室であれば、商品をいくら変えても意味がありません。



変えるべきは、形ではなく中身なのです


中身の何を変えていけばいいのか?

それは、成功者に共通する「プラス思考」に変えていけばいいので
す。

さらに大事なのが、「目標を持つ」ということです。

持てるようで持てないものが、目標です。

営業マンにしろ美容室にしろ、長くやっていくと目標を見失いがち
です。


美容室の場合、技術が上手ければ儲かるのであれば、どんどん技術
を磨けばいいのです。

ですが、現実には、技術をいくら磨いたとしても儲かるわけではあ
りません


あくまでも、技術が上手いは大前提ですし、技術で結果を出せるよ
うにはしておかねばなりません。

美容師は意識していないかもしれませんが、技術に対する囚われは、
もやは呪縛
でしかありません


技術に囚われているうちは、何も考えることは出来ないでしょう。

まず、理解すべきは、「技術の差を競う仕事ではない」ということ
です。


ならば、儲かる儲からないの差は一体何なのでしょうか?


技術という形の差ではなく、中身の差であり、「プラス思考」「目
標意識」が違うのです


目標をちゃんと描いて、プラス思考でその目標に向かっているかど
うかなのです



先日の投稿「2018年度の理美容市場」でもありましたが、一般美容
室のお客が低料金大型チェーン店やヘアカラー専門店に流れている
ことが指摘されていました。

この事は、何も今に始まったことではなくて、少なくとも5年以上
前から、この流れは分かっていました


ですが、この事実を美容室に伝えたとしても、まったくもって“
ンッ
”とこない
のです。

何故なら、目標意識、目標がないからです

技術の事ばかり考えているから、こんな事にも気づけないのです。




西野亮廣さんの「新・魔法のコンパス」では、「集客」と「失客」
について説かれてあるので、お店を運営されている方は、絶対に読
むべき一冊です。





【関連記事】
技術を競争する商売ではない

トークで詰まるところとは?

コメント

非公開コメント