連帯意識を改めて考えてみる


日本の国土面積は全世界のたった0.28%しかありません。しかし、
全世界で起こったマグニチュード6以上の地震の20.5%が日本で起
こり、全世界の活火山の7.0%が日本にあります。また、全世界で
災害で死亡する人の0.3%が日本、全世界の災害で受けた被害金額
の11.9%が日本の被害金額となっています。このように、日本は世
界でも災害の割合が高い国です。


以上は、「国土技術研究センター」から引用したものです。

今年も新年早々に、熊本県で震度6弱の地震がありました。

昨年、日本の主要な災害を振り返ると、

2月 福井県の豪雪災害
4月 島根県西部地震
6月 大阪北部地震
7月 西日本豪雨災害
8月 台風12号上陸、驚異的な熱波襲来
9月 台風20号、21号上陸、そして北海道胆振東部地震(震度7)
   発生、北海道がブラックアウト

大規模自然災害が相次いだ一年でした。


これは別に煽りでもなんでもなくて、事実を述べているだけです。

日本においては、どこでどのような自然災害が起こってもおかしく
ありません。

どこが安全だとか、逆にどこが危険だとか、そのような意見は私に
とっては、全くもって無意味
です。

災害が起こるたびに、ボランティア活動されている方々の映像が流
れてきます。

そのボランティア自体に様々な問題はあるかと思います。

ですが、多くは、「困っているだろうから、大変だろうから、助け
てなくてはならない」という、非常にシンプルな発想でやっている
こと
だと思います。

実際に、災害が起こった場所に行く事が出来ない人は、募金をした
りと、何か“力”になれることはないかと考えることでしょう。


私は、善悪の話をする気など毛頭ございません


極々、シンプルに「困っている人がいれば、助けるもの」と言いた
いだけです


ですから、この日本に住む限り、災害に限らずですが、助け合って
生きていくことは、当然のこと
だと思います。



急に話が飛びますが、何かと話題の多い、堀江貴文さん。

最近では、年金デモのツイートで炎上したりと、ホント話題に事欠
かない方ですが、そのツイートの真意を自身のYouTubeチェンネルで
語っております。


『HORIE ONE』は、堀江貴文さんがタイムリーな時事ニュースを忖
度なしに斬りまくるニュース番組です。

その動画が以下になります。

みんなお金にこだわりすぎ!ホリエモンの「お金論」に一同驚き
(年金を語る#2)【NewsPicksコラボ】




https://youtu.be/zQGKgBLmxtY


この動画を見て私は以下のツイートをしました。




絆云々というわりに、連帯意識が希薄なのでは?連帯意識がない
 と、今だけ、自分だけになる。この手の人の価値の物差しは金で
 しかない。理解できる事と共感できる事をごちゃごちゃにしてる
 人が多い。


動画を見てもらえば、よく分かりますが、堀江さんは極々当たり前
のことしか言っていません。

助け合って生きていくのが当たり前なのにそれが出来ていない

殆どの人間が、お金にこだわりすぎている

等々。


私のツイート「連帯意識がないと、今だけ、自分だけになる。この
手の人の価値の物差しは金でしかない


これは、三橋貴明さんがブログやYouTubeチェンネルで言われている
ことを引用させてもらったものです。

三橋さんのYouTubeチェンネル三橋TVは、視聴者に『経済』を学ん
でいただくためのものです。


その中で連帯意識を改めて考えさせられる動画が以下になります。


三橋TV第32回【日本で最も重要な職業とは?】



https://youtu.be/0mq1Ga0MOc4


ナショナリズム(国民意識)は、横(現在)の繋がりだけではなく、
縦(過去と未来)の繋がりもある


この意識、つまり縦と横の連帯意識が持てないとどうなるか?


「今だけ、自分だけ」になる。

そして、「今だけ、自分だけ」の人間の価値の物差しは、“カネ”

つまり、今だけ カネだけ 自分だけ」が今の日本に蔓延してい
のではないでしょうか?


堀江さんは、そうなっている原因を「教育」にあると指摘。


人を良くするのも、悪くするのも「教育」だと思います

教育論をここで語るつもりはありません。私はその分野の専門家で
はありませんから。


ただ、ご紹介したいものがあります。

落合陽一さんの「0才から100才まで学び続けなくてはならない時
代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書」です。



以下に引用。


父親として

親としての「佇まい」を意識する

(前略)

僕自身、他人との比較に興味がないからかもしれません。他人に興
味がない人が増えれば、もっとみんな自由に生きられる
のに、と思
う事があります。

コアな価値は自分自身の中にある。それを信じることから始まるの
です。

共感性のないことは他人への思いやりを持たないという意味ではあ
りません


もし道で人が倒れていたら、「大丈夫ですか?」と声をかけるだろ
うし、周囲の人に迷惑をかけるようなこともなるべくしたくありま
せん。

困っている人を助けるのは当然だし、助力を求めている人がいれば
できるだけ協力したい
とも思います。

それは周囲と自分を比較したり同調した結果としての振る舞いでは
なく、個人の美意識の問題です


ゲーム性を自覚し、プレーする楽しさを見いだすことと、美意識を
長い時間かけて醸成すること。

自分の信じる美意識からにじみ出る「佇まい」を、親が日頃から子
供に見せていれば、子供はそこから言葉で伝えられること以上に、
多くのことを学ぶでしょう



以上引用。


まさにこれに尽きるような気がします。

思いやりや連帯意識を改めて考え直してみてはどうでしょうか?


【関連記事】
防災インフラの充実を

コメント

非公開コメント