面貸しをした美容室からの相談


美容室の働き方で以前からもあったのですが、面貸し(ミラーレン
タル)があります。少し洒落た言い方をすると、フリーランスとい
う働き方ですね。ここ数年で面貸しをしている美容室が増えたよう
に思います。


この働き方自体に私はどうのこうの言うつもりは一切ありません。

ただ最近、面貸しを採用している美容室から相談される機会が増え
ました。

相談される内容は様々なのですが、今回受けたのが美容室の「風紀」
に関すること
でした。

簡単に言うと、お店の今までの雰囲気が“変わる”というものです。

相談を受けた美容室は、ご夫婦(40代)で10年以上されております。


これに対する私の答えは簡単なもので、面貸しを利用する側に、あ
る程度のルールの徹底と、状況は刻々と変化するので、その都度、
ルールを見直すか改めるかだということ
です。

では、この答えについてもう少し補足していきます。



話は急に飛ぶのですが、現在、日本は改正出入国管理法を今年4月
から開始しました。

改正出入国管理法について、政府は断固として認めていませんが、
移民政策だと私は捉えています。


移民自体は悪くないのですが、大事なことはルール作りだと思って
います。

ルールの曖昧な移民推進の何がマズイのでしょうか?

それは、自国民同士が分断されることです。

つまり、移民と日本人ではなくて、日本人同士が喧嘩をしてしまう
のです。

日本人同士で移民推進派(擁護派)と移民反対派に分かれる

だからルールをちゃんと決めなくてはなりません。

日本で仕事をするのだから、日本語、マナー、文化等々。


郷に入っては郷に従え」というやつです。


面貸しを利用する側と美容室側で何を擦り合わせていくか?

つまり、単に美容室の売り上げを取るのか、価値観(美容室の雰囲
気やコンセプト)を取るか



日本の移民政策は、明らかに経営者が安い賃金で働かせるためです。

それでは、日本という国の価値はドンドン下がると私は思うのです。


今回相談されて方が問題視したのは、「風紀」でした。

ということは、売上よりも価値観を選択したのでしょう。

美容室の売り上げを上げることは、とても大切な事です。


しかし、達成したい、成し遂げたい目標や譲れない価値観も持つこ
とは、それ以上に大事な事
だと思います。


フリーランスだろうがスタッフだろうが、携わる美容室の価値観や
文化を受け入れることが前提
と私は思います。

だからと言って、価値観や文化が合わないから全てがダメと言って
いたら、人は集まってこないでしょう。

価値観の合わないものを無理に合わせる必要もないはずです。

全てが同じようにするのではなく、“理解”してもらうようにしな
ければなりません


そこで必要なものが「ルール」です。

ルールは一旦決めたから二度と変えないではなく、要所要所で変え
なければなりません。


世の中で、仮に絶対のルールがあるとすれば、変わらないものが存
在しない。つまり、すべては変わるということです



「おかしいな?変だな?」と思ったならば、一度決めたことでも、
一旦立ち止まって改めて考え直さなければなりません。


あくまでも、その美容室が、いかに目標に向かい達成していけるか
が大事なのです。


ルール作り以上に、自分自身で「いかに価値観や目標を深めていけ
るかが大切だ
」ということです



以上が私の答えの意味合い的なものです。



働き方改革という言葉のみならず、「働く」こと自体の意味も変わ
ってきているよいに思います。


人生100年時代に入り、長時間労働から長期間労働へシフトしてい
ます。

そもそも働くとは何か?生きるとな何か?といったことを問われる
のが令和時代なのかなと実感する今日この頃。

この問いには、答えも正解もありません。

自分自身の頭で考え、試行錯誤の積み重ねにより、自分でその答え
を導きださなければなりません


自らに問題を提起し、その解決を考え導き出す力こそが、これから
の時代に求められる
のかもしれません



「ライフ・シフト 100年時代の人生戦略」





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