類は友を呼ぶ


私自身の見方なのですが、美容室も営業マンも自分のお店やその営
業マンに見合ったお客しか来店しないし、付き合えない。これを器
と私は呼んでいます。その人が持つ、その美容室が持つ“器”です。


あの人には「器がある」なんて表現しますよね。

器は、その人の「受け入れる力」のことだと思います

人によっては、大したことなくても、絶対に許せないと思う人だっ
ています。

子供は、器が小さいですよね?(大きい子もいるかもですが)

だから、すぐに泣き出したりする。聞き分けがない。


泣かないにしても、受け入れることが出来ない大人も多い。

多少の人生経験により人それぞれに器に変化があるわけです。

大人になったからといって、必ずしも器が大きくなることはない。


お店が繁盛しなかったり、営業マンの成績が上がらなかったりする
のは、まったく別の角度から見れば、器の問題


自分の器以上のお客は、来ないものです。


だからこそ、自分自身の器を大きく広げる必要があるのです。

器を広げるには、自分自身を伸ばさないといけません。

伸びるとは今の自分以上になること。


逆に、何故伸びないのか?


努力してないからも、もちろんありますが、伸びない根本は、「
慣の流れ作業
」だからです



習慣の流れ作業


誰でも出来る仕事は、誰でも出来る。

本人は、気づてないかもですが、習慣の延長で仕事をしている。


新しい事だろうが、何だろうが、すべてやるのは“自分”であり、
つまり、自分が変わらなければ何をやっても同じ結果



新しい事(形)を今までの自分(中身)がやっても、習慣の延長で
新しい事をやっているだけなので、伸びるはずもありません。



普段、モノを見たり買ったり、サービスを利用したりします。これ
もすべて習慣でやっています。

だから、いつも同じものを買ったりします。

殆どの人間が保守的です。冒険には憧れますが、実際には冒険は避
けます


モノを買うにしても、自分がいいと思うものしか買いません。

でも、これでは営業を職業としている人は詰まるでしょうね。

営業は、様々なモノ・サービスを提供しなければならない。

自分の好き嫌い、得意不得意といった感情だけでやっていても高が
しれています


この部分が器とも言えます。

自分の範囲でしか物事を見れなくなってしまいます。


何かを買うこと以外にも、「他人に話をする」というのがあります

良いモノやサービスを他人にドンドン勧めていく人と、そうでない
人がいますね。

そうでない人に多いのが、「相手が嫌かもしれないから」というの
があります


これは、一見すると相手の事を考えているようですが、ホントは他
人のせいにしている
だけです



ですが、ドンドン話す人(営業成績良い人が多い)は、損得を考え
ずに相手を良くしていこうとしている
だけなのです。

とりあえず話してみて、後は相手がやるかやらないかを決めればい
いだけですから。

自分の中だけで満足してしまうのは、営業ではありません。


日頃から「殻を破る」という意識付けですね。



堀江貴文さんの「あり金は全部使え」では、習慣改革として面白い
ことが書いてありました。



以下に引用。

昼から迷わずうな重を食え


(前略)

酒食にお金を費やすことで得られる一番のものは、幅広い人間関係
だ。

美食の場には、経済的な成功者が集まっている。彼らとの新鮮で刺
激的な会話も、ご馳走だ。

またグルメ好きは、分野の垣根を越える。仕事しているだけでは出
会えない、角界の著名人やタレント、インフルエンサーと知り合え
るのが面白い。

僕は毎晩のように、彼らと酒席を囲み、魅力的な情報を教えてもら
い、しばしば熱いディスカッションを交わしている。

(中略)

「起業するためにお金を貯めています!」といって、食事はすべて
吉牛かマクドナルドで済ませている若者がいる。吉牛もマクドナル
ドも別に不味くはないが、あまり推奨できるスタイルではない。

食には、ケチらずお金を注ぎこむべきだ。

投じた以上の機会創出と、知識を満たすリターンが得られる。そし
て何より、あなたのブランド価値を高める


安くてそこそこ腹を満たせる、ひとりメシを続けていると、その回
数ぶん、ライフステージを上げるチャンスを失っているのだと気づ
いてほしい


(中略)

5千円のうな重を食べる、それ自体が情報のシャワーだ

このご時世に、なぜ一食に5千円もの値段がついているのか?味を
維持する方法とは?経営がどうやって回っているのか?情報を集め
て、知りたくなるだろう


高額のランチは、外食産業の構造を考えるのに、格好の機会となる。

舌を通して考えるので、思考はより深まり、学びの質も上がるだろ
う。

うな重を食べるには、健康であることも大事だ。体調のバロメータ
ーとしても、役に立つ。美食への出費は、いいことづくめなのだ



以上引用。


堀江さんのことを好きか嫌いかで見ていては、一歩も前に進めない
でしょう。

このような話をどう判断するかもその人の習慣(クセ)ですから。

結局は、自分が体験・経験したことしか相手に話すことはできませ
から。

自分の殻を破っているから相手にも殻を破らせることが出来るので
す。営業とはそういうものです





営業、販売、接客で悩んでいるなら、日本で一番モノを売っていた
であろう髙田明さんの「伝えることから始めよう」を読むことをお
勧めします。




西野亮廣さんの「新・魔法のコンパス」では、「集客」と「失客」
について説かれてあるので、お店を運営されている方は、絶対に読
むべき一冊です。





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