無駄な質問・三原則
美容室で勉強会をやっていると、それはもう様々な質問をぶつけら
れます。それこそ「何でも聞いていいだろう」ぐらいのつもりで、
関係ある事ない事なんでも聞いてきます。
勉強をしていて質問をする意味を考える
あまりにも簡単に質問をしてくれ人が多すぎます。
質問になってない質問が多すぎます。
私が美容室向けの勉強会で言っている質問とは、「確認作業」を意
味します。
聞いてくる前に考えればいいのですが、考えない人がほとんどです。
私が行う勉強会は、「力(能力)」をつけるためにやっています。
しかし、本当の意味でその意図が伝わっているかは疑問です。
(伝え方が悪いとか教え方が悪いはまるで意味がありません)
勉強会に参加する人の多くは、ただ知識を吸収するだけのように思
えます。
さて、質問についてですが、これは「道の行き方を訊く」のとは違
うのです。
質問というよりは、もはや尋ねるという感じです。
「力(能力)」をつけるための勉強会ですから、自分で答えを導き
だすようにならないと全く意味がありません。
自分で答えを導きだすとは?
教わった事の中から、まず自分なりに考えてみる。
考え方として
・仮説を立てる
・理論立てて答えを導きだしてみる
・検証してみる
そして、どうしても解らないときは、質問ではなくて、もう一度教
わった事を復習する。
だから、はじめの方でも書きましたが、実際は質問することはなく
なってきて、自分の答えの「確認作業」になるはずです。
以上のような事もすべて勉強会でやるのですが、実践する人はなか
なかいません。
結局は、苦手な事や面倒な事を避けているだけです。
しかし、本人は避けていることすら気づてなかったりします。
私も「力(能力)」をつけるためにやっているとか大層なことを言
ってますが、苦手な事や面倒な事をどれだけ日常的に積み重ねるか
を言っているに過ぎません。
日常的にコツコツやってないから、質問にその人の日頃(何を考え
ているか)が顕れてしまいます。
そして、その心グセを取り除く、勉強会をやります。
そんな事の繰り返しになっている今日この頃。
勉強は、解らないことを解るようにするためにやるもの。
ところが、現実は、解らないからといって投げだす人がいかに多い
ことか。
美容室でも、勉強する人は伸びますし、勉強しない人は伸びません。
ただそれだけです。
この質問については、堀江貴文さんの「好きなことだけで生きてい
く。」の中でも取り上げています。
堀江さんほどではありませんが、この気持ちよく分かります。
以下に引用。
無駄な質問・三原則
分刻み、いや秒刻みのスケジューリングで生きている僕にとって、
準備不足のインタビュアーに取材されることほど、大きな痛手はな
い。
心の中で、僕はそれを「タイムレイプ」と名づけて恐れている。
一つ言わせてもらうと、「無駄な質問・三原則」というものがある。
「ググってない(調べてない)」
「考えてない」
「わかってない」
この三拍子が揃っただめなインタビュアーは、残念ながら世の中に
溢れかえっている。
そして、この「三原則」はインタビュアー以外の職業についても言
えるだろう。
前頁でも触れたとおり、「私はインタビュアーじゃないから」など
と安心してはいけない。
例えば「ググってない」「考えてない」「わかってない」営業マン、
コンサルタント、宣伝・PR、クリエーター、技術者、販売員と呼
ばれる人たち。
もしかすると政治家やその秘書、官僚、公務員なんかも含まれるか
もしれない。
挙げたらきりがないので、ここらへんでやめておこう。
とにかく、ほとんどのビジネスパーソンにこの三原則があてはまる
ので、あなたも耳を傾けて聞いてほしい。
(中略)
現代に必要なスキルは、記憶力というより、むしろ検索力。
そして、答えを手にしただけでは満足してはいけない。
検索も本当の目的は、手に入れた答えから、クリエイティブなアイ
デアを生み出したり、楽しい会話を紡いだりしていくことだ。
僕が一貫して願ってきたのは、高度な検索スキルを手に入れること
で、より深いコミュニケーションができて、よりハッピーな人が増
えること。
そうすれば、もっと楽しい世の中になるはずなのだ。
以上引用。
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