シェアサロン


シェアリングエコノミーとは、インターネット上のプラットフォー
ムを介して個人間でシェア(賃借や売買や提供)をしていく新しい
経済の動きです。シェアリングエコノミーは、おもに、場所・乗り
物・モノ・人・スキル・お金の5つに分類されます。


シェアリングエコノミーは、個人がお金を稼ぐ方法の柔軟性を高め
るものであり、最も有名なところでは、民泊斡旋サービスのAirbnb
(エアビーアンドビー)やタクシー配車サービスのUber(ウーバー)
などで、個人が収入を得られるようになっています。


ということで、「シェアリングエコノミー」が美容業界にも本格的
なプラットフォームが登場しそうです。


100店舗のシェアサロン展開を目指す


以下引用。


GO TODAY SHAiRE SALON

フリーランス美容師を後押しするシェアサロンプラットフォーム
『GO TODAY SHAiRE SALON(ゴウトゥデイ シェア サロン)』を
運営するGO TODAY SHAiRE SALON社はベンチャー投資会社から2.6
億円の融資を受け、2022年秋頃をめどに全国100店舗展開を目指す。
同社が2019年8月22日発表した。


GO TODAY SHAiRE SALON社は2016年創立。2017年11月に1号店であ
る原宿本店を出店してから、約1年半で店舗数全国10店舗・月間流
通額4500万円・月間来店者数4400人・登録美容師数300名以上を突
破、流通額は前月比15%ペースでの月次成長を続けている。

フリーランスという働き方は多くの美容師から注目を集めており、
今後美容業界をはじめネイル、アイビューティなどの業界で働く人
の就業スタイルを変える可能性がある。


(中略)


『GO TODAY SHAiRE SALON』について

『GO TODAY SHAiRE SALON』は、コミュニティ型シェアサロンプラ
ットフォームです。全国10店舗に主にフリーランスの美容師が300
名以上登録し、ゆったりとした個室空間と充実した設備の店舗で、
それぞれのライフスタイルやスキルに合わせた生産性の高い働き方
を実現しています。


『GO TODAY SHAiRE SALON』の特長

■充実した設備と立地:駅前の好立地に店舗を構えています。プラ
イベートな落ち着いた個室空間と充実した設備を生かしたマンツー
マンでの施術を提供することができます。

■テクノロジー導入による高い報酬率:青山店ではすでに完全キャ
ッシュレス化するなど各種テクノロジーサービスを導入し、サロン
運営の生産性向上を図ることにより、一般的な美容室よりも高い水
準での報酬率を実現しています。

■コワーキングコミュニティ:フリーランス美容師としての働き
方・ノウハウ・経験談など、現場で役立つ情報を、登録美容師同士
が自由に共有できるコミュニティ環境を整えています。


(中略)


今後について

今後は、IT投資によるマネタイズ強化・多店舗展開・対象領域拡大
に注力することで、コミュニティ型シェアサロンプラットフォーム
としてマーケット拡大を目指すとともに、日本の美容業界における
新たな働き方を体現し、美容体験がもたらすエンターテイメント性
の創出に取り組んでまいります。


【株式会社GO TODAY SHAiRE SALON】
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-14-34
代表者:代表取締役 大庭邦彦
設立日:2016年10月13日
資本金:348,250,000円(資本準備金含む)
事業内容:コミュニティ型シェアサロンプラットフォーム
       『GO TODAY SHAiRE SALON』の運営
URL: https://www.shairesalon-go.today/


以上引用。


美容室の働き方で以前からもあったのですが、面貸し(ミラーレン
タル)があります。

少し洒落た言い方をすると、フリーランスという働き方ですね。

ここ数年で面貸しをしている美容室が増えたように思います。

この流れで、シェアリングエコノミー化したのが今回の記事のよう
な気がします。


シェアリングエコノミーについてあまり詳しくない人には、今回の
記事は“なんのこっちゃ?”って感じでしょうか。


シェアリングエコノミーやギグエコノミーについて把握している人
であれば、この美容業界での「GO TODAY SHAiRE SALON」は当たり
前の流れなのかなと思います。

シェアリングエコノミーやギグエコノミーも人口動態や社会構造の
変化による働き方の変化
ですから。


古くからは、美容師紹介所と同じようなものに過ぎません。

それを、インターネット上で行っているだけで、横文字を使えば大
層な事でもやっているようですが、そんなことはありません。


美容室と美容師との雇用形態の変化のおはなしなのです。


雇用形態が変わったからといって、お店が繁盛するとは限りません。

依然として、美容室を取り巻く状況は何ら変わっておらず、安売り
が流行するような業界
です。


但し、働く環境が変わることにより、自分の能力を伸ばす人がいる
のも確か。


美容師免許を持つ方にしてみれば、良い意味で新たな選択肢が出来
たと捉えるべきでしょう




働き方改革という言葉のみならず、「働く」こと自体の意味も変わ
ってきています。


人生100年時代に入り、長時間労働から長期間労働へシフトしてい
ます。

そもそも働くとは何か?生きるとな何か?といったことを問われる
のが令和時代なのかなと実感する今日この頃。

この問いには、答えも正解もありません。

自分自身の頭で考え、試行錯誤の積み重ねにより、自分でその答え
を導きださなければなりません


自らに問題を提起し、その解決を考え導き出す力こそが、これから
の時代に求められるのかもしれません




「ライフ・シフト 100年時代の人生戦略」






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