変わればいいのに変えられない
伸びる人というのは、常に先を読んで目標を持って行動しているも
のです。逆に伸びない人は、周りや他人がやって“結果が出てから
しか”やろうとしません。
周りがやり出してから“形”を変えたりしてからやり出す人は、間
違いなく伸びない人です。
常に先行者利益があり、先に始めた人が有利であることは変わりま
せん。
但し、先行者は、失敗がつきものです。
その失敗を恐れずに進める人だからこそ、成功というか成長するこ
とが出来ると思うのです。
しかしながら、周りや他人がやり出して形を変えてやる人の方が、
実際は多数派だからこそ、少数派の先行者が成功するとも言えます。
伸びる人は、どんどん形を変えていきます。というか変えます。
何故ならば、常に現状よりも良いもの良い状態・状況を求めている
からです。
“もうこれでいい”はあり得ないのです。
ですから、少しでもおかしいなと思う所があれば改善していきます。
逆に伸びない人は、その“変化”を嫌います。
だから、“もうこうれでいい”なのです。
多少の不平不満はあるにせよ、現状を満足しきっています。
伸びる人からすれば、“変えればいいのに”と思う事でも。
以下の記事は、私が携わる美容業界を象徴するような記事でした。
変わればいいのに変えられない。
そのまま惰性でズルズルみたいな・・・
働く人に不利な「業務委託契約」。
なぜ美容室業界で広がっているのか
以下引用。
美容師が「業務委託契約」で働く美容室が増加
最近、美容室業界でほぼ全ての美容師を「労働契約」ではなく、
「業務委託契約」のもとで働かせる、「委託美容室」が増加してい
る。
通常の労働者は労働時間や賃金と言った労働条件を示した「労働契
約」を企業と締結し、正社員や契約社員、アルバイトなどとしてそ
れに従って働く。
労働者は企業に対して弱い存在であり、何も規制をしなければ労働
契約の内容はどんどん悪化するため、労働基準法をはじめ様々な法
律によってその内容は規制されている。
例えば、長時間労働を規制するために8時間以上の労働は原則とし
て禁止されているし、また例外的に8時間以上の労働をさせる場合
には特別な協定が必要とされるほか、割増賃金も発生する。
また、給与水準も最低賃金によって規制されており、最低賃金以下
の賃金水準で働かせることはできない。
他方、美容師が「業務委託契約」を美容室と結んで働く場合には、
“自営業”のような扱いになり、こうした労働法の規制が適用され
ない。
労働契約の場合には労働者と企業は不平等な関係であるという前提
があるために労働者を保護するための法的な規制が存在する。
しかし業務委託契約では契約を結ぶ美容師と美容室との関係は基本
的に平等であると考えられるのだ。
これまでの美容室では労働契約で美容師を雇うことが一般的であり、
業務委託契約は存在しても例外的であった。
しかし、最近の委託美容室の広がりの結果、業務委託美容師は例外
的な存在ではなくなってきている。
筆者が事務局次長をつとめる首都圏青年ユニオンでは、「美容師・
理容師ユニオン」を設置し美容師や理容師の労働問題に力を入れて
対応しているが、今回はそこに寄せられた事例から、なぜ委託美容
室が増加しているのか考えてみたいと思う。
(後略)
以上引用。
この記事を読んで私は以下のツイートをしました。
美容室あるあるで、周りがやりだしたから、やってるだけ。搾取の構造に気づかない美容師から、搾取してるだけ。しかも、それを教えても、習慣に流されて、変えれない。https://t.co/hvYmzSlCde
— arusara (@arusara_jp) August 27, 2019
『美容室あるあるで、周りがやりだしたから、やってるだけ。
搾取の構造に気づかない美容師から、搾取してるだけ。
しかも、それを教えても、習慣に流されて、変えれない。』
私のツイートの内容がすべてだと思っていますが、大前提として、
美容業界がかなり厳しい現実に直面していることがあります。
つまり、繁盛店ならば美容師をどんどん雇いますし、給料もある程
度保障できます。
ですが、現在の美容室は、低料金大型チェーン店か一般個人美容室
の2極化となっています。
この流れはこれから益々顕著となるでしょう。
最悪なのが、業界全体では美容室の店舗数は増加しているにも関わ
らず、総売り上げは毎年減少している。
減少していくパイを増加する店舗数で奪い合っているのです。
そこでしか生きていけないと思い込んでいる人ならば、受け入れる
しかないのでしょう。
実際は、言われなくても気づいている人が殆どだと思います。
でも、「とはいっても」と心の中で呟き、現状を改善するような思
考には及ばない。
日常にダラダラと流されてしまう・・・それを習慣と呼びます。
しかし、そんな状態から変わらない方が、実は、自分にとっては都
合がいいとも言えます。
人は、いろいろと不満はあったとしても、「このままの自分」でい
ることのほうが楽であり、安心だったりするものだから。
それぐらいに小さな変化でも嫌なものなのです、人間はね。
「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」
「幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ」
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