悲観主義は気分のものであり楽観主義は意志のもの


経済状況は良くも悪くも政治によって左右されます。政治で決めら
れたことが経済に影響を与えます。その一つが、10月の消費増税だ
と思います。二日前の記事「理美容室の経営取組み事例」でも分か
るように、どこの店舗でも自分なりに考えて、なんとかやっていこ
うと必死だと思います。


解決策には、「こうやれば上手くいく」といった正解はなく、自分
の頭で考えたものを試行錯誤の連続でやっていくしかありません。


私はこのブログで何度も書いているのですが、まず「状況の把握
が大事であると説いています



物事の判断には、まずは把握から。

いきなり決断なんて出来ませんから。


現在の経済状況をどのように受け止めるかは、人それぞれ。

良いと捉える人もいれば、悪いと捉える人もいる。


以下の三橋貴明さんのブログ「新世紀のビッグブラザーへ」の記事
を読んで、あなたは、どのように捉えますか?


国民を豊かにする令和の政策大転換(後編)



以下引用。


19年6月の実質賃金確報値は、対前年比▲0.5%。

つまりは、最新統計が示す日本の現実は、
「18年の実質賃金が17年と比較し下がった上に、19年上半期
は、一度も実質賃金が18年に届いていない」

ということになります。


 これは、恐るべき事態です。


実質賃金の低下とは、
稼ぐ所得で買えるモノやサービスが減っていく

 という話です。要するに、貧困化ですが、貧困化する日本国民は、
もはや消費税増税前の駆け込み消費すら「不可能」な有様です。ま
あ、実質賃金が下がっていっている以上、当たり前ですが。

(後略)


以上引用。


以上のデータからも分かるように、経済状況はお世辞にも良いとは
言えないでしょう。

しかしながら、それでも商売をやっていくしかありません。


問題は何かというと、「心の置き方」だと思うのです。


「アルフレッド・アドラー一瞬で自分が変わる100の言葉」より




以下引用。


勇気がない人は悲観主義

勇気がある人は楽観主義

リスクをわかった上で、楽観主義を選んでいるのだ



「楽観主義者は、性格の発達が全体としてまっすぐな方向をとる人
のことである。彼(女)らは、あらゆる困難に勇敢に立ち向かい、
深刻に受け止めない」。

「悲観的な世界観の勢力範囲の中で、彼(女)らのまなざしは、常
に人生の影の面に向けられ、楽観主義者よりも、人生の困難を意識
し、容易に勇気を失う」と。


まさに、勇気がある人は楽観主義、勇気がない人は悲観主義である
わけです。

アドラー派の仲間たちは、アランの幸福論にある有名な一節を好ん
で引用します。

悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである

私たちは何もしなければ、ついつい悲観に流されてしまいます。そ
うではなく、意志を持つのです。

意志を持って楽観を選ぶ。すると「勇気、率直さ、信頼、勤勉など
が発達していく
」とアドラーは述べています。

意志を持って、楽観主義を選ぶこと。それが勇気のある人になるた
めの方法なのではないでしょうか。


以上引用。



意志を持って楽観を選ぶ。すると「勇気、率直さ、信頼、勤勉など
が発達していく



心の置き方の問題であり、その人の意志があるかどうか。


意志とは、「自分の考えや思い」のこと。

気分にまかせにすれば、景気のせいで終わるでしょう。


気分にまかせず、現在の状況を冷静に受け止めて、考えられる最善
策を講じて前へ進まなければなりません



そんなことばかり考え、消費増税を控える、今日この頃の私です。




併せてこちらも読みたい。お勧めです。

「アルフレッド・アドラー人生に革命が起きる100の言葉」






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