毎日やることに意味がある
当ブログでは何度も紹介している「メラビアンの法則」。
メラビアンの法則とは
『メッセージが送り手から受け手に伝達されるとき、言葉(言語)
によって伝わるのは7%
残りは、声のトーンや口調、ボディランゲージによって伝わると
されている』
これの意味するところは、「非言語の表現に人間性が現れてしまう
から人間性を磨く重要性がある」ということ。
人間性を磨く重要性を何度となく書いてきましたが、今回は「言葉
(言語)によって伝わるのは7%」の部分に着目してみようと思い
ます。
私は、美容室向けに勉強会をやっているのですが、そこで、色々な
事を教えています。
勉強会だから、勉強をするわけで・・・
勉強や学びといものは、本来、教わったことを家に持ち帰って、習
得するところに意味があります。
ですから、勉強会に参加することは、勉強でも学びでも何でもあり
ません。
大事なことは、教わった内容をいかに自分に身に付けられるか。
で、人の話を聞いてもたった7%しか伝わっていないという現実。
家に帰って、復習しない限り身に付くわけありませんよね。
音楽教室に通うだけで、楽器が弾けたら誰も苦労しないのと同じ。
無意識で出来るようになって、初めて能力が身に付いたといえます。
更に、衝撃的な事実として、「やりとげる人の法則」という本から、
とても興味深いことを紹介します。
H・F・スピッツァー博士の研究によると、大多数の人はその日に
“学んだこと”を次の日には、ほとんど覚えていないそうで・・・
正確なデータは次の通り。
・一日が経過すると、46%を忘れる
・一週間が経過すると、65%を忘れる
・二週間が経過すると、79%を忘れる
僅か一日で、半分忘れる!!
以上は、“学んだこと”だとされていますが、実際には、学び以外
であっても、“目標”も同じことが言えるような気がします。
いくら目標設定しても、次の日には、忘れていると言えます。
やる気を出すために目標設定することは、効果的なこと。
しかしながら、やる気を高めるには、目標を毎日読み返すことは、
更に重要なこと。
そうしないと、数日もしたら、何が目標だったかすら思い出すこと
さえも困難になる。
毎日、たった5分、時間をとって目標を読み返す。
目標を絶えず意識に刷り込むことによって、再確認できる。
目標を読み返すだけでも、目標達成に必要なやる気を出すことがで
きる。
現実には、たったこれだけのことをするのが、いかに難しいか。
私を含め多くの人は、最初だけで、中々続かない。
目標の再確認という、たったこれくらいの事が実は、最も難しかっ
たりするものです。
目標を達成させるならば、毎日再確認しなければならない。
やったり、やらなかったり、していては、何時まで経っても物事は
上達しません。
「毎日少しずつでもいいから・・・」といいますが、実は、一日の
中では、少ししか出来ないし、進まない。
だから、目標達成や能力を身に付けるには、とにかく時間がかかる
ということです。
たった一日で忘れるのだから、毎日やらないと物事が上達しないの
は至極当たり前のことなのです。
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